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【都会にもある!食と農を繋げる現場】

こんにちは!

自身の故郷・東京で、将来は地域に寄り添った農業を生業にしたいと考える現役農大生ムムムです。

私は現在、学校のサークル活動や様々な職種のアルバイトを通して、東京都内にある【食と農を繋げる現場】をリサーチ中です。

今回はこうした活動の中で感じた、今問われている日本の農業が抱える課題に、「〇〇が沢山いる」都市だから出来る可能性についてお話していきます。

よかったら最後までお読みくださると嬉しいです♪

「ヒトが沢山いる」都市×食・農

 ≪ 都市 ≫ と聞いて、皆さんは最初にどのようなイメージを思い浮かびますか?

高いビルやスーツ姿のサラリーマン、足早に歩く人々の息遣い。

とにかく「忙しい」というような、イメージを持たれると思います。

私も同じです。

現在までの19年間、東京都23区で生活をしていますが、一歩外へ出ると沢山の車が走り、信号がついたり止まったり。足早に生活をする人々の様子。

都会っ子の私は、こうした生活を送ることで、社会と接点を持ち自分で仕事をして経済を回し、幸せな生活なんだ!とずっと思っていました。

でもそんなことはなく、一歩外へ出た隣県の埼玉県や茨城県は農業の主産地であり、同じ東京都内にも畑があって、農家さんがいて、そこには「畑を場とした地域のコミュニティがある」「都市部にも食の生産現場 "農" がある!」と、大学に入ってから地域へ足を運ぶことで、気づいていくことが出来ました。

東京都23区内にある農園

私が現在お手伝いしている農園は、千代田区の大手町にあります。

平日の昼間の大手町は、日本のオフィス街として沢山の働く人々が歩いています。

農園はビルの屋上にあり、毎回、勤務前の地上風景と屋上にある農園風景のギャップに面白さを感じています。

この農園では、「野菜栽培が出来る」といった体験サービスだけでなく、地域のコミュニティをつくることも目的としています。

地域にこだわる理由は、それがゆくゆくの持続可能な社会実現に繋がるため。

外の資源に頼らずに、自分たちの手で資源を調達する

顔が見える関係を大切にして、共助を増やし、そして公助に繋げていく

こうした意識を、農園から広めていくことを目的として、私自身、次世代に向けた地球を守る活動が微力ながら出来ていると、とても意義を感じています。

加速する、都内の食農現場

2024年1月24日の日本農業新聞紙面で、「新鮮な地場産を味わって」「どこでもマルシェJA駐車場で販売」という見出しを目にしました。

場所は、JA東京あおば管内の練馬区石神井地区。

管内の生産者6名が、都市農業の大切さについて理解と関心を深め、新鮮な地場農産物を食べてもらうことを目的に、JA駐車場にて直売会を開催されました。

こうした都市農家たちの想いを、農産物を買うことで応援できる。

これは消費者が近い都市農業だからこその、作り手と買い手のコミュニケーションだと思います。

また、2024年1月29日の毎日新聞紙面において、西部鉄道の練馬高野台駅、中村橋駅、所沢駅の3駅で、都内などで採れた新鮮な農産物を販売する直売所を、駅改札付近に設けた実験検証が行われていることを知りました。

「地場産の新鮮な農産物を食べたいけど、平日の昼間は仕事で忙しくて買い出しにいけない」

「日常の中で、地場の農産物が買い求めやすくしてほしい」

こうした都市生活者のニーズを踏まえ、実験実証を通して、確実に社会が変わろうとしている。

そんな風潮を日々、暮らしていて感じます。

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最後までお読み頂き、ありがとうございました♪

次回の投稿は・・・

改札出たら直売所 ~取材で判明!今後の都市農業の一手~

です。

今回の記事で取り上げた、駅改札付近に地場農産物を扱う直売所を取材して、その実態と可能性について言及します。

ぜひお読みください♪

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こうして読者の皆さまと繋がることができること、大変嬉しく思います。
今日という日が、みんなの素敵な1日でありますように。

執筆者:ムムム



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