３年前の2017年１月10日、第13回廿三夜講復活プロジェクト「スタンツァの北林由布子が「たみ」の蛇谷りえから、ゲストハウスの作り方をきく」が企画されました。

「ゲストハウス作ろかな」とつぶやいたけど、具体的には何も考えていなかった私に、岸井さんが紹介してくれたのが蛇谷さんでした。

鳥取県東伯郡湯梨浜町で、ゲストハウス+シェアハウス+シェアオフィス+カフェの複合型スペース「たみ」を立ち上げたアーティスト・蛇谷りえさんをスカイプで招待。http://ukabullc.com/。蛇谷さんは「たみ」の後にも鳥取駅のすぐそばに「Y Pub&Hostel」も作っています。同じ駅近と言う点で「Y」は「GuestHouse & Lounge FARO」の企画に大きく影響しています。

「たみ」http://www.tamitottori.com/　は写真撮影禁止のとっても個性的な宿で、是非リンクのウェブサイトを覗いて頂きたいのですが、実際行ってみると「たみ」はその街の空気と溶け込んでいて「あー何だか無理しなくていいんだなー」と思えた場所でした。街のことを考えるとき、都会と比較して足りないものを揃えようとついつい考えてしまうけど、そうじゃなくてその街に寄り添うように居心地が良くなる場所を作ればいいのかしら、肩の力を抜いて、と。

「Y Pub&Hostel」http://y-tottori.com　は鳥取駅を降りて徒歩5分という、街なかゲストハウスで、インスタグラムのアカウントもあるし「たみ」とは対照的な場所です。Skypeはこの「Y」のパブにいる蛇谷さんと行いました。こちらは平廿三夜尊堂で。当時いわきにはまだ馴染みが少なかったゲストハウスに興味を持ってくださった10名以上の方々が参加して下さいました。前半は蛇谷さんが今までの経緯をスライドを使って説明して下さり、後半は質疑応答。心の準備も知識も足りないまま臨んでしまった私は終始難しい顔をしていたように思います。この頃は聞けば聞くほど「私に作れっこない」気持ちが増幅するのでした。でも、とにかく喋る、聞くを続ける。

街づくり、ゲストハウス、アート、頭の中がぐるぐるとかき回された1日でした。この５ヶ月後、6月14日15日弾丸で鳥取に行くことになります。