【FPコラム第7回】なんちゃって住宅ローンって何?違法なの?自宅用ローンと不動産投資用ローンの違い!【不動産】
そういえば不動産屋なんです。
不動産屋なのに、不動産を触らないコラムを書いている筆者ではありますが
皆様の投資用不動産の熱がたぎっているように感じる昨今!
誤ったご認識で「危険なローン」を検討されているお客様が多い為
今回は不動産!そんな危険なローンについて!です!
危険なローン・なんちゃって住宅ローン
※なんちゃって住宅ローンとは
自宅用住宅ローンで投資用不動産を購入すること
例えば、
「不動産投資ってそんな感じでもいいんだよね~」と、お考えの方もいらっしゃるかもしれません。
が、
結論から申しますと
です。
なぜ?ダメなのか!
ローンには「自宅用ローン」と「投資用ローン」の2種類がございます。
自宅用・投資用 2つのローンの違い
自宅用ローンでは銀行から融資を受ける際に【金銭消費貸借契約】(ローン契約)をする際にほぼ間違いなく
「購入した物件は自己居住目的以外では使用しない」
と文言が記載されております。
つまり目的として
自宅用ローンは 「自分で住む!」
投資用ローンは 「事業性が高く家賃収入を得て収益目的でおこなう!」
この時点でかなり違います!
金利にも差があります
自宅用ローンでは 1%を未だに切る低金利(2023年4月現在)
投資用ローンでは 一般的に2%前後~高い金融機関だと4%超え
と、かなりの差があります。
(だから安い金利で物件の運用を検討される方が多いのだと思いますが…)
結論
この自宅用ローンを投資用ローンの代わりにする
【なんちゃって住宅ローン】で投資を行うと、契約違反の責任を負わされ銀行からの一括返済を求められるリスクがあります。
そもそも銀行を詐称して融資を得るのはダメです
まず不動産では「投資用」か「自己使用」なのか目的を明確に!
『ローンで融資を借りて、賃貸で誰かに貸しておいて、いつかそこに住みたい!』といったご要望に関しては、居住予定時期や居住地等、詳しいご希望を伺った上で、
「当初は投資用ローンで借りて、その後自身で住んだ後自宅用ローンに切り替える」
等、弊社ファイナンシャルプランナーからご提案をさせて頂きます。
※投資用ローンでは平米数や築年数などにより物件にかなりの制限がございます。そちらも併せてお気軽にお問合せ下さい。
こんな事例もありました
自ら「なんちゃって住宅ローン」を組みたい
と相談に来られる方とは違うパターンなのですが
数年前に知人の知り合いで、どう考えても無理筋な感じの物件を業者に勧められて、弊社にご相談に来られた方がいらっしゃいました。
相談内容
業者から聞いた内容は
物件例
売買価格3,000万(諸費用込み)
築年数30年超え・2LDK・空室・西東京方面
管理費等 20,000円
ローン返済 85,000円 ※金利1%融資35年
(色々問題があるので物件例はオブラートに包んでおります。)
この物件を業者は110,000円の家賃保証(サブリース)して
収支+5,000円(固都税抜き)
こんなイメージです!
実際は…
物件をネットで探し当てましたところ…物件価格1,400万程度で仕入れた物件でした!
( ゚Д゚)/ 抜きすぎだろ~!!
さらに調べてみたら平均家賃相場は8万円程度!
逆ザヤサブリースで、おそらく2年間で保証家賃(11万→2年後down)が下げられるといったところでしょう。
つまり騙されているという話です。
業者的の儲けは?
1,100万~1250万ほどの利益ですか?
あくまで、あくまで!予想ですが、ここまでくるとかなり悪質ですね。
もはや購入したが最後出口が見えません、、、、。
自己破産にまでなる場合も
実際にこれらが発覚して一括返済を余儀なくされた方も現れ、自己破産者がでる社会問題にもなっている「なんちゃって住宅ローン」。
銀行の契約書にも、文言が記載されているため契約してしまった以上、契約者は「知らなかった」では済まされないのです。
さらに、現在の法律では、「業者から勧められて」といっても責任を問えない、裁判でも立証が難しい場合が多いそうです。
安易に手を出しては一生を棒に振ることにもなりかねません。
※なんちゃって住宅ローンを今現在、組まれている方は銀行へのご相談をおすすめいたします。
ちなみに「なんちゃって住宅ローン」で検索すると、他にも事例がたくさん出てきますが、結構恐ろしい話なので心が安定されている時に見ることをオススメします。
今日は不動産の怖い話でした
美味しい話には一度ご自身の中でアラートを鳴らしましょう!
困ったときには弊社プランナーが無料相談させていただきます。
お気軽にお問い合わせください。
まずは是非、無料相談から!
弊社は、顧客ファーストの倫理規定がばっちりのファイナンシャルプランナーが対応し、皆様のご相談を承ります。
無料でFPに個人顧問感覚の相談が可能です。
前回のFPコラムでは
ガン団信を踏まえて、不動産・タックスについてお話ししておりますので是非ご覧ください。
是非、お気軽にお問い合わせください。
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※このコラムの内容は情報提供を目的としたものです。特定の保険商品を説明・推奨・勧誘するものではありません。
なお記載内容は2023年4月現在のものであり、将来的には変更されることがあります。
さらに専門的なご相談の際には弊社のパートナー弁護士、税理士、社労士、司法書士の協力のもとアドバイス、ご提案させていただきます。
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