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難しい。。。!製品のプロモーション、Webマーケティング

みなさん、こんにちは。
ファッツサウンドラボラトリー代表の厚木ファッツです。
新年度、スタートしましたね!
弊社は前年度、過去最高の増収増益となりました!
これも皆様のおかげです、ありがとうございます!
2021年に開発した新製品:ファッツスムーサーが去年の春から好調で、それが売り上げに大きく貢献しましたが、高中正義さんやサンタナさんのアノ独特なサウンドを狙って開発したことが功を奏したのだと思われます。
ファッツスムーサーには弊社独自機能の”ST”という音質(トーン)調整機能を搭載していますが、調整つまみを右に回せば高中さんっぽいサウンドに、左に回せばサンタナさんっぽいサウンドになるという面白い機能がウケたみたいですね。
世の中にそういう歪みエフェクターはないので、その独自性がよかったのだと思っています(我ながら良いところに目をつけれたな、と。。。)
今年度も更なる飛躍を目指してスタートしましたが、実は去年の年末くらいから少し勢いが止まってきてるんです。。。
さて困った。。。

弊社製品は基本的にwebショップ”BASE”とラクマで販売しています。
以前は楽器店に少し卸していたりもしましたが、その時、楽器店さんによる買取にしても委託販売にしても販売価格の30~35%程度は楽器店さんの取り分となりますので、弊社としては利幅がかなり減ってしまいます。
なので楽器店へ卸すことは今はやっておらず、基本的にインターネットを使ったマーケティング、販売活動をしています。
この時必要になってくるのがwebマーケティングの知識と技量。。。
これが難しいんです。。。
(FSL Webショップ BASE)

もちろん、マーケティング、webマーケティングの本はかなり読みました。
内容も理解しているつもりです。
しかし、それを実践するとなると途端に難しくなる。。。
言葉では理解できる、ふむふむおっしゃる通り、で、いざやってみるとなると、どうすれば良いのかさっぱりわからないんです。。。
マーケティング4.0では、ストーリーを語れ、マスを狙うな、ものづくりではなく”コトづくり”である、などなど消費者の自己実現に注目したマーケティングが語られており、弊社もそれに極力ならってマーケをしているつもりではあるのですが。。。

兎にも角にも、まずは製品の認知度を上げなければ話になりません。
その後、いかにそれをコンバージョンするか、という流れです。
現在はその認知度アップの段階でかなり苦戦しているんです。。。
弊社のような超弱小ブランドならやはりYouTubeやインスタグラム、Twitterを利用するのがお金もかかりませんし、手っ取り早い。
弊社もその3つのSNSにチャネルを開設しています。
そこで、楽器店でお客様が実際に弊社製品を試すことができないことから、弊社製品の音や機能などを動画でお見せしているというスタイルです。
もちろん、お客様が楽器店で試奏する状況をシミュレートするべく、音の加工は一切なしの動画です。
みなさんも楽器を趣味にされてるなら楽器製品のプロモーション動画を見たことがあると思います。
演奏の上手い人がデモンストレータとして商品の楽器を演奏しているという動画です。
そのような動画を弊社も代表の僕自身がでモンストレータとして弊社製品の音をギターで弾いて録画し、YouTubeなどにアップしています。
(FSL YouTubeチャネル)

ここで、この動画に関して僕なりのこだわりがあるんです。。。
そのこだわりとは、先ほども言ったように、”音質を録画後に一切イジらない”ということなんです。
どういうことかと言いますと、通常楽器メーカーや一般人の演奏動画も含めて、楽器演奏の動画のほとんどはPCに取り込んで編集して作られています。
楽器の音をPCに取り込む方法としては、ギターであるならギターアンプの前にマイクを立て、マイクで拾った音をオーディオインターフェースという機材経由でPCに取り込みます。
もう一つの方法はいわゆるライン録りという方法で、ギター〜エフェクターの後にギターアンプを模擬したアンプシミュレータというハード機器を接続したり、またはそのままオーディオインターフェースを介してPCに取り込みます。
これはいずれもギターアンプを使わない方法です。
そして現在は、オーディオインターフェースでPCに取り込んだ後にギターアンプのサウンドを模擬したソフトウェアのアンプシミュレータを使うことが多いようです。
以上のようにマイクを使う場合もそうでない場合も、PCに取り込んだ後はアンプシミュレータも含んだ編集ソフトを使用することが当たり前のようになっているようで、そこで取り込んだ音質を自分好みにイコライザーで調節できるんですね。
これが僕が嫌いなところで、なぜならPCソフトで音をイジるということは、製品の音を変えてしまっていることになるからです。
楽器メーカーの中には、実際の録音現場の音とPCに取り込んだ後の音には乖離があって、それを調整するために音をイジっていると公言しているメーカーもあります。
しかし、それは音をイジる時にかなり”希望”が入ってしまいますよね??
製品の実際の音に関わらず、自分が理想としている音にやはり近づけてしまうと思うんですよ。。。
実際、僕が研究用に持っている既製品の動画を見ると、こんな音出ねーよ、というのが多々あります。
PCソフトで音をイジるという行為は製品をかなり美化することに他ならず、断罪してしまえば詐欺です。
音自体をイジる以外にも過剰なエコーをかけるというのはどの動画にも見られることで、これも音をイジるよりはマシですが、かなりの美化、粉飾です。
この場合、こういうプロモーション動画を見て通販で商品を買ったお客様は、いざ自分の家で音を出した時に”あれ?あんな音出ないんだけど。。。。”ってなりますよね。。。
僕はこれは絶対避けたいと思っています。
なので、弊社のプロモ動画はPCでの音の加工は絶対やっておりません。
最近はiPhone 6s(!!)と外部マイクを使った生録りの音をそのままYouTubeなどにアップしており、その音がお客様のところでそのまま出ることを目標にしています。
すると、YouTubeのコメントなどで、プロのデモンストレータとPCを使わないとせっかくの良い音が伝わらない、とちょくちょく言われるのですが、あ、良い音ということは伝わってるんだなとニヤニヤしてたりします。。。

以上のように、とにかく弊社は弊社製品の音を嘘偽りなく録画し、YouTubeなどにアップしていますが、問題はここからです。。。。
再生回数やチャネル登録者、フォロワー数がほとんど伸びない。。。
わかっています、動画の質が悪いのでしょう。
YouTubeなどのSEO対策本を読んでも、最後は”動画の質を上げましょう”という身も蓋もない結論ですので。。。
今はここですごく悩んでいます。。。

弊社の動画は外国人の方になぜかウケるみたいですね。
YouTubeでもインスタでも、外国の方のフォロワーさんの増える率が高いように思えますし、コメントでもお前のチャネルはもっと登録者が増えてても不思議ではないよ、とおっしゃってくれる方もいらっしゃいます。
そういう言葉を励みにして今は諦めず頑張っているというフェーズです。
しかし、僕が社会人としての新人の時、僕の教育係の先輩(めっちゃ怖い先輩でした!)が言ってくれた言葉が今も響いています。
その先輩は、実験がうまくいかずずっと悩んでいた僕に”お前な、やり方変えなければ出てくる結果は一緒だぞ”という言葉をかけてくれました。
その言葉を忘れず、結果が出ない時は新しい方法を色々と試すようにしています。

マーケティングは本当に難しいです。。。
しかし僕は自社製品に自信を持っています。
その自信は揺るがないので、認知度さえ上がれば必ず上手くいく。
そう思ってます。
2022年度、まだ始まったばかりですが、更なる飛躍を目指して頑張っていきましょう!

ファッツサウンドラボラトリー
 代表 厚木ファッツ(門脇宏和)


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