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ゲイは見た目が全て

ゲイはとにかく恋愛至上主義。
仕事、お金、将来の自分、色々悩むことはあると思うのですが、最優先で悩むのが恋愛という人が多いのが特徴の1つかと思います。

アグリッ娘という、モテないゲイの日常がユーモアたっぷり辛辣に描かれた漫画の作者である小日向さんが、ゲイが恋愛至上主義であることを象徴したかのような名言をおっしゃいました。

「現代では社会的な差別や制約よりも、“モテないこと”や“ブスであること”に悩んでいるゲイのほうが、ずっと多いと思う」「ブスの現実を明らかにしたい」

大好きですわ・・・。小日向さん・・・。
そうなんですわ・・・。その通りなんですわ・・・。
そして、「ブスの現実を明らかにしたい」という破壊力しかないパワーワードをありがとうございます・・・。

男と女どっちが顔にシビアか?と問われたら、僕は即答で、
「男」と答えます。
もちろん、「男」の中にゲイも含まれています。
女の子の方が、総合的に人を判断する能力に長けていると思います。男は、どれだけ相手の性格が良かったとしても、「いや、顔が・・・。」と平気で言っちゃうようなところがある生き物だと思います。

まぁ、僕も好きなタイプを聞かれたら、即答で、
「太い人です。^^」なんて満面の笑みで答えちゃうところがある辺り、相当見た目に弱い人間なんだと思います。ここで、「優しい人かな・・・?」なんて言える人間だったら、もうちょっと器用に恋愛できたのかもしれません。笑

ゲイの恋愛観に関して更に突っ込むと、ゲイは女性的な側面が強いのにも関わらず、本能的な部分では男の側面が強く出ちゃうのが本当に厄介です。(自分も含めて)

恋愛対象を、総合的に判断できればまだ幸せになれるゲイが多かったのでしょうが、とりあえず「見た目」から入ります。「とりあえずビール」レベルで見た目から入るため、見た目がタイプじゃなかった瞬間、「閉店で〜す。」って感じで興味のシャッターが閉まっちゃう人が多いんですね。(特に若い世代)

そして、狩猟本能も恋愛を複雑なものにします。
原始時代から残っている狩りの本能が呼び起こされるのか、ゲイは男を「追うこと=狩ること」には夢中になるのですが。「追われること=狩られること」になると冷めちゃう側面があります。
相手を落とすところまでは、めちゃくちゃ頑張るのにいざ落としたら、あの時の情熱どこ行ったの?って感じで氷河期モードに入る人が多いです。
自分が好きな人と付き合うのが幸せなのか、自分を好きになってくれた人と付き合うのが幸せなのかという論争は、ゲイが1番必要としているのかもしれません。笑

更にゲイの見た目に弱い問題を説明していくと、ゲイにも色んなタイプのゲイがいますが、どのようなタイプのゲイにも共通していることがあって、それはイケメンが正義ということです。太ってても、筋肉質でも、細くても、背が高くても、低くても、どこかの誰かが好きになってくれます。これは、自信を持って断言できます。ただし、イケメンに限る。

イケメンはとことんモテますが、そうでない場合は空気のような扱い、いや空気ならまだマシかもしれません、利用されちゃう人もいます。
なので、ゲイはなんとかモテようと自分磨きを頑張る人が多いです。
そして、みんな似たようなルックスになり、イカニモ(いかにもゲイっぽい人のことを揶揄する言葉)が生まれたりしちゃうのです。

ゲイ業界は修羅の国であると声を大にして言いたい!笑

ただ、イケメンの定義は人それぞれなんですよね。
過去にめちゃくちゃタイプの人の顔画像を知人に見せたことがあったんですけど、
この人、顔面偏差値40くらいだね。^^」って言われたことがありまして。
顔面偏差値40・・・?ちょっと待って、平均が偏差値50だよね・・・?
平均よりだいぶ下じゃない・・・?

※偏差値をざっくり説明すると、100人受験者がいたら偏差値70の人は、100人中2位くらいです。偏差値50の人は、100人中50位です。偏差値40の人は、100人中84位くらいです。参考:日本一難しい大学である東京大学理科3類の偏差値は72.5です。

エグい!自分が世界一可愛いと思っている人間が100位中84位は流石にエグい!

そんな、イケメンの定義すら怪しいゲイの世界なんで、ブスでもモテる要素はあるんじゃない?って思ったそこのあなた。
「正解です。」
ただ、だから誰でも彼氏ができるかというとそうでもなくて。
自分はブスだから、彼氏ができない・・・、って悩んでた人がいてですね。
ある日、「好きです。」って告白されたんですよね。
でも、「見た目がタイプじゃない。」って断ったんですよね。
「ブスなんだから、贅沢言わないで付き合えばいいのに」って地獄のような暴言を吐いた人がいましたが、僕はその暴言よりゲイの見た目の弱さに震えましたね。
「彼氏が欲しい!彼氏ができない自分はブスの呪いにかかっている!」と怨念のように言っていた人でさえも、いざ彼氏ができるとなっても見た目がダメならアウトというこの現実。
「ブスの呪いじゃなくて、見た目至上主義の呪いにかかっておられる・・・。」と思いましたね。

でも、全くそんなことと無縁な万人受けするイケメンもごく少数ながら存在しておりましてですね・・・。
そういう人たちは、お腹減ったからコンビニでおにぎりを買うレベルで彼氏を調達できるので、ゲイでよかった!ゲイ最高!って感じです。加えて、一般社会でもゲイであることを受け入れられたりしてて、スター状態のマリオかよ・・・ってくらい無敵感があります。
先ほどの方とは、恐ろしいくらいまでの格差が発生していますね・・・。

これまで散々ルックスの強さについて話してきましたが、個人的には、幸せかどうかとイケメンかどうかって、実はそこまで密接に関係してないんじゃない?とも思うんです。
顔が良いだけのイケメンって結局、セックスするまでをショートカットできるだけなんですよね。付き合おうとはあんまり思わない。

これまで、僕がイケデブ(いけてるデブ)さん達からいただいた名言の一部をご紹介しますと。

「俺と付き合えてることに感謝しろよ。」
「お前を相手してやってんのは、俺になびかないから。」
「いやいや、浮気に文句いうのってありえんやろ?」

今思い出しても、心が震えてくる名言ですね・・・。笑

ルックスが全て!という人はそれでも付き合うのかもれませんが、僕はキツいですね・・・。笑

性格もルックスもめちゃくちゃ好きな人が今いるんですけど、
彼の性格とルックスどっちの方が中毒性が高いかって聞かれると、即答で
「性格」なんですよね。
付き合う人の性格や、人間性って自分にもめちゃくちゃ影響が大きいと思うんですよね。

その考え方や価値観に多少なりとも引っ張られるというか。
新しい世界が見えたり、前向きに生きていく元気をもらえたり。
自分の人生を大きく変える力を持っているのは、相手のルックスよりも性格や人間性だと思います。

確かに、可愛い人の顔を毎日見るだけで幸せってのはありますよ。
でも、炎の色で言うと赤なんですよ。瞬間的に熱い!萌える!って感じ。
性格とか人間性は、青い炎なんですよね。静かに燃えているんだけど、実は温度は赤い炎よりも高くてめっちゃ萌える!って感じ。

だから、個人的には顔も適度にケアはするんですけど(笑)、最終的には「性格が好きだから惚れた」って言われる人間こそが最強なのでは?と思うわけです。

でも、100年後も小日向さんのように、誰かが、
「ブスの現実を明らかにしたい」と言っているかもしれませんが。笑

アグリっ娘、おすすめです!^^






大好きなカリカリ梅や、勉強の書籍代に使わせていただきます。^^