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まるで予言の書/糸井重里著『インターネット的』(2001年刊)

この本は、インターネットによってもたらされる人間や世の中のさまざま変化を、糸井さんが糸井さんならではのやさしい日本語で言語化したもの。インターネットができてもう随分経つけれど、今なお学ぶべき考え方が盛りだくさんな予言の書的一冊。


「インターネット」と「インターネット的」

「インターネットそのものは”情報を伝える仕組み”に過ぎない。もっと大切なのは、”インターネット的”かどうかである。」というのが本書の主張

NewsPicksでちょっと前に話題になった、「さよなら、おっさん。」の広告。ここでの”おっさん”とは年齢や性別のことではなく、"現状維持バイアス強めな、アップデートしない人たち"という定義。

昭和はテレビジョンの時代。大量消費、大量生産、画一的なライフスタイルなどがテレビ的。では、平成の、インターネットの時代におけるインターネット的思考や行動、関係、ライフスタイルとはどのようなものか。

この本とNewsPicksの”さよならおっさん特集”を読むと、”おっさん”とはつまり、”インターネット的でない人たち”なんだなとリンクする。

これができてるならおっさんとは思われないだろうなぁという、インターネット的な例を並べてみる。


他と比べずに誉める

この考え方が素敵すぎた。

おっさんはよく、「わしの若い頃は・・・」のように、若い人を下げつつ、自分の武勇伝を語りたがる。未来を語ることよりも、思い出を語ることの方が多くなってしまったら、それはおっさんの、しかもだいぶ赤信号よりなサインに違いない。

他と比べずに誉める。いつもこうありたい。

終わり


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