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LGBTのコスプレイヤーの理解と配慮について

コスプレ界隈にはLGBTの人がいます。普通にいます。

ただ、カミングアウトをしない人が多いだけです。

考えてみるとまあ納得です。

BLやGL、男体化や女体化、男装や女装、男の娘や中性など、ありとあらゆるものが集まっていてコンテンツになっているのがアニメやゲーム作品だから。

その中に共感できる部分を見つけたり、憧れたりしてキャラに惹かれていくというのもありますからね。人ってそういう生き物だと思います。

話を戻しますが、LGBTは普通にいます。

彼ら彼女らは日々傷ついていることもよくあります。

そんな人達とも仲良くしたいものですが、私達が理解したり配慮したりできることがあります。今回はそれを取り上げます。


LGBTとは

まず軽くLGBTについて触れておきます。

LGBTとは、Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)、Gay(ゲイ、男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー、性別越境者)の頭文字をとった単語で、セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)の総称のひとつです。
電通ダイバーシティ・ラボの2015年の調べ(全国69,989名にスクリーニング調査を実施)では、日本におけるLGBTの割合が人口の7.6%存在すると言われています。
トランスジェンダーには出生時の身体の性別によってMtF(Male To Female)やTrans woman 、FtM(Female To Male)やTrans manという表現も用いられます。(東京レインボープライドより引用)

こんな感じです。

レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字を取っています。

もっと細かくLGBTQsとか言うこともありますが、いずれも性的マイノリティの総称を指す言葉です。

今の時代はこういったLGBTユーチューバ―などの活動をされている人たちもいらっしゃいます。

たくさんのセクシャリティの人がいますね。

この動画だけでもレズビアン、アセクシャル、Xジェンダー、トランスジェンダーがいます。

人口の7.6%いると言われているなんてなんだか信じられませんが、事実上コスプレ界隈はこれより密度が濃いです。

10%を超えるぐらいいるんじゃないですかね。

これはなぜそう言えるかというと、筆者の田舎の地元ですらLGBTだと言ってきた人が10人に1人ぐらいいたからです。

なので、例えばラブライブ9人でメンバー全員合わせをすると、だいたい1人ぐらいはLGBTのコスプレイヤーがいるかもしれません。


周りにはこれだけ多くのLGBTコスプレイヤーがいます

筆者のTwitterでアンケートを取りました。

集計期間は2019年4月11日~4月14日で、突発的にやったものでした。

FF外からも含め130人以上ものコスプレイヤーからの投票がありました。ありがとうございます。

先ほど10人に1人と言いましたが、こんな感じの結果になりました。

多いです。実に多くて切実な問題なんです。

LGBTでカミングアウトをしている人、カミングアウトできない人を足すとなんとLGBTじゃない人の率を超えています。

これは今までほとんど誰も言及してこなかった、切実な現状なんですよ。

また、集計結果からはカミングアウトしていない層が圧倒的に多いことが分かります。

また、LGBTじゃないけど異性に抵抗のあるコスプレイヤーも多いことも分かります。もう、異性愛が常識というのはコスプレ界隈では抵抗のあるものと思われているのかもしれないです。


LGBTのコスプレイヤーは何に困っているのか

世間がどうとかはひとまずここでは置いておきます。

LGBTのコスプレイヤーは何に困っているのかというと、カミングアウトが現状難しいことです。

LGBの人は好きになった人が同性だと心の中で悩みを抱えてしまうこと、Tの人はイベントやスタジオ撮影に使う更衣室の問題があります。

同時に発達障害やその二次障害を抱えている場合もあります。事実上多いです。とある統計によると35%程LGBTの人が自己破壊的行動(自殺衝動など)をしています。

いずれにしても悩みは深刻になりやすく、特にTの人は生きづらさを抱えやすいことから社会問題にもなりつつあります。


私たちはLGBTのコスプレイヤーに何ができるか

そんなLGBTのコスプレイヤーに私達が何ができるかというと次の通りです。

・悩みを聞く
・異性愛が常識だと思わない
・LGBTを否定しない
・周りにLGBTだと言いふらさない

この4つです。

よく多様性が大事とか言われていますが、そんなのは元からそうで、大事なのは個人を尊重する気持ち、ただこれだけです。

LGBTという概念に囚われることこそ性別や恋愛の常識に対する偏見を助長することになります(あくまで筆者の意見です)。

大多数の人と違うなんてのは、あくまでそう生まれて成長してきたからであって、周りがどうこう言う権利はありません。
自分の顔をむしり取り、他人に与えるような生き方はやめよう
今回伝えたいのは自己犠牲な生き方はダメってことです。本来なら11文字で十分伝わる内容ですが、日本には小さい頃から洗脳教育のように見せられるアニメがあり、その内容が自己犠牲という名の歪な正義を良しとする、非常に危険で誤った価値観を常識とするらしいです。そのアニメの主人公は、なんと自らの顔をむしり取り、人に分け与えることで

これからは人と違うことを求められる時代がやってきます。そういうとき、LGBTに限らずマイノリティの人達を否定できなくなります。

人と違うことを持っているというのは価値になります。


LGBTで悩んでいる人に向けて、筆者からのメッセージ

LGBTで悩んでいる人に向けて、筆者からのメッセージです。

連絡をください。1人で悩むくらいだったら打ち明けて少しでも楽になってください。

今回のアンケートの結果からも分かる通り、周りにはあなたと同じような人が必ずいるはずです。ぜひとも気持ちを共有できる友達を見つけてください。

また、筆者は色々なパイプを持っているので、例えばTの人なんかは特に頼りにしてくれていいです。

例えば、性同一性障害には自立支援医療制度が使えるということを知っています。

イベントや撮影会では運営に配慮をお願いすると更衣室を別にしてくれるところもあります。

まずはダメ元で行動してみてください。諦めるのはまだ早いです。

特にMTFやMTXの人は風辺りが強いと思います。

そんなあなたのために少しでもお手伝いさせてください。

悩んだら連絡ください。


まとめ

・悩みを聞く
・異性愛が常識だと思わない
・LGBTを否定しない
・周りにLGBTだと言いふらさない

これらが4つが大事です。

個人として尊重し、もし日常的に傷ついている人がいたら、せめてコスプレ活動をしているときぐらいは居場所を作ってあげてください。

みんなコスプレが大好きで出会った、素敵な仲間なのです。

あなたのサポートが、HSPで発達障害な私にとってとても励みになります。これからも有益な情報を届けていける原動力になります。 筆者はWebマーケ系の就職を目指しており、そこでの経験を生かしてコスプレ業界に携わりたいと考えております。