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2019年4月に見た映画

ダンボ

火炎瓶をディズニーの方向に投げ込みたい

TOHO渋谷で鑑賞。ティム・バートンは「ビッグ・フィッシュ」や「バットマン」シリーズが大好きですが、今回のリメイクはしぬほど合わなかった。ダンボの親友ネズミのティモシーもカラスの一団も出てこない。ピンクの象は頑張って再現していたけど、全体的にまったく別物で、子どもに向けたメッセージに上書きしてるんだな~と思えば文句は出ない(むしろラストは感動する)のですが、やっぱりオリジナルをビデオが擦り切れるほどみていたものとしては納得いかず。実はアニメーションは1941年制作なので、フリークス(奇形)の在り方、戦闘機を彷彿させるサウンドなど歴史と照らし合わせると余計に子ども向けではない。マイケル・キートンとダニー・デビードとエヴァ・グリーンはよかった。ダンボはしわくちゃな笑顔がとても可愛いんですよ。耳が大きいってだけでいじめられて、母親と離れ離れにされ、サーカスでジャンプを無理強いされ、始終情緒不安定で震えている。まだ赤子だよ?実写になり辛さが倍増した。2019年は見ていられない映画が多い。つらい。


ザ・バニシング ー消失ー

シネマート新宿で鑑賞。絶賛発売中、バニシングコーヒーがのめます。見る方はぜひ。見た後にもぜひ。この異次元空間、味わってほしい。サイコパスな犯人が出てくる映画ってたまらなく好き。感想はこちら


愛がなんだ

渋谷シネクイントで鑑賞。過去の私が切り身になりました。わさびと塩、お好きなほうで召し上がってください。ナカハラ、ナカハラを幸せにしたい。滾りすぎた感想はこちら



木曜日に抱かれる人妻

WOWOW録画で鑑賞。ドミニカ共和国の映画。マニアック…これ、AVみたいなタイトルでだいぶ損してる。 原題は En tu piel = in your skin かな? 英題は "7:20 Once a Week" おっしゃれ!要はW不倫の話なんですが、女性の自宅(友人が長期出張で不在)で延々続く密室劇。ふたりだけの空間、既婚者同士、週に一度だけ共有できる時間。秘密の関係って魔法がとけちゃいそうで誰にも言えないのが美しい。お外でデートしたい、堂々と手をつなぎたい、レストランで祝いたいっていう、叶えられない会話ひとつひとつさえも、この世界を構成するなにか。という究極のロマンスです。うっとり油断していたら、最後の曲、Victor Victor "Mesita De Noche"で号泣してしまった。70分でこの密度はやめてほしい。もう私は恋なんてできない、愛しかない、でも墓にはいるまで愛のなんたるかなんてわからないまま、ふらふらするのでしょう…という思いを見せつけられてウワァァァァァァァ無理ィィィィィ





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