見出し画像

レズビアンと遺書とアウティング


最近みつけたラヂオトーク、その名も「壊れかけのLezio」!センス抜群ですね…ずるい。レズのお姉さまが集まって悩みやライフスタイルを語る15分。つらつら聞いているなかで、アウティングに関する回が特に耳に残ったので備忘録を書いておきます。

ひとりのレズビアンが亡くなったとき、家族の方が彼女の友人たちに連絡するまで何か月もかかったという話。また、亡くなった本人はクローゼット(カムアウトしていなかった)なので、没後に真実を知った家族の気持ちや、突然友人の死を知らされたこちらの気持ち、なんともぬぐい切れない混乱があったでしょう。つらーい。

私がうっかりしんだら、家族がSNSや携帯の友人関係をあさってもうひとつの顔がばれると思います。元彼にまぎれて元彼女の写真のデータたんまり残ってるし、部屋にLGBTQ関連の本もあるし、レインボー映画祭のボランティア履歴とか、ううん?おかしいわね?と疑われるレベルで痕跡がある。しかもこのnoteだってねぇ、ばっちり恋愛話書いているわけですよ。そして親友がゲイであることは親も知っている(私自身はカムアウトしてないので、ストレートだという前提です)やだ、リーチじゃん!

何故家族にカムアウトしないのか。以前、LGBTQに関してひどく否定された経験があり、ゲイやレズビアンというマイノリティはドラマや映画のなかでは許せるけれど身内にはいてほしくない、という感じがビンビンに伝わったので(これは一生言わないほうがいいな…)と思った次第です。

むずかしいよね。知り合いをみると、親が鬼籍にはいるまで言わないというひともいるし、完全にカムアウトして家族公認のかたもいます。隠し事ないほうが楽だけど、言ったところで老い先短い老人に心の負担をおしつけてしまうのも…と考えだすと。いやはや。

ありがたいことに、友人は一部をのぞいてほぼカムアウトしてるので楽ですね。大事にしよう。

とりあえず、葬式に呼んでおくれリストくらいは用意しておくか…という気持ちになりました。あと遺書ね。取り急ぎ、なんかあったら全部親友に残すよって話はしている(適当)


こちらのラヂオトーク、性欲が成仏した話、新宿二丁目の存在、ノンケ(ストレート)との恋バナ、映画のレズなど色んなテーマに富んでいるので面白いです。YouTubeで聞けるので気になる方はぜひ。

ボーイッシュブームが終わり今はフェム女子の時代らしいです。
そして中谷美紀さんは永遠のアイドル(フェムボイ両立の神)


■補足:ちなみに「レズ」は蔑称なので当事者が使うのはいいですが、それ以外のひとが使う場合は正しくは「レズビアン」となります。

(ゲイバーとかでお互い冗談の範囲で罵りあうときはつかうけどね、このオカマ!とかきゃーレズよー!みたいに)

線引きが難しいのですが、アフリカンアメリカンが自分たちをさして「ニガー」を使うけどそれ以外のひとは使っちゃだめ、というのと似ています。詳しくはこちらに説明があるのでどうぞ。

映画「ブラインドスポッティング」でもみられた表現ですね。うう、むずかしい。



写真素材


いただいたサポート費用はnoteのお供のコーヒー、noteコンテンツのネタ、映画に投資します!こんなこと書いてほしい、なリクエストもお待ちしております。