【ドイツ語】パンの種類が多すぎて(ドイツひとり旅) #498
※ 音声はコチラ↓
Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。
stand.fm の音声と note でのスペルや書き起こし、この両方を使っていただくと効果的です。
今月から新シリーズ:ドイツひとり旅が始まりました。
昨日の第497回では、朝食ビュッフェの飲み物とベリー類をチェックしました。
1.場面説明
パンが並んでいるところに来ました。たくさん種類があります。大きさも色も様々ですし、いろんな種がついているパンもあって選ぶのに迷いそうです。
2.パンの名前
そこで覚えておきたいパンの名前です。
まずはどのようなパンなのか推測しながら発音しましょう。
Roggenbrot
Weizenbrot
Roggenmischbrot
Weizenmischbrot
Kürbiskernroggenbrot
Vollkornbrot
Vollkornbrötchen
3.発音のポイント
r がたくさん出てきました。
今日はひとつの練習方法を紹介します。
みなさん、うがいをする時にこの /r/ という音が出ているはずです。
少しずつ水を減らしてうがいをしてみてください。
水が無くてもできるようになってきますよ。
4.単語の説明
250グラム以上の大型パンは Brot と呼ばれています。
der Roggen は「ライ麦」という意味です。das Brot との合成語で
das Roggenbrot は「ライ麦パン」になりますが、ライ麦が90%以上使用されていなければなりません。
同じように小麦を90%以上使用したパンは der Weizen(小麦)と das Brot で das Weizenbrot となります。
ライ麦と小麦を混ぜて作られたパンは Mischbrot といい、ライ麦のほうが多く含まれていれば Roggenmischbrot(ライ麦混合パン)、小麦のほうが多く含まれていれば Weizenmischbrot(小麦混合パン)といいます。
ライ麦度が高くなるほどドイツパンらしいずっしり感が味わえますよ。
Kürbiskernroggenbrot の Kürbisは「カボチャ」Kern は「種」という意味で、これは「かぼちゃの種入りライ麦パン」のことです。
Vollkornbrot は全粒粉を使用したパンのことです。voll が「全」Korn が「粒」という意味です。
小型のパンは (das) Brötchen またはドイツ南部やオーストリアでは (die) Semmel と呼ばれています。
たとえば Vollkornbrötchen というと「全粒粉の小型パン」になります。
5.背景知識
今日ご紹介したのはドイツパンのほんの一部です。
ドイツ語圏で製パンに使われるのは、ライ麦や小麦だけではなくカラスムギや大麦などもあります。
さらに粉も全粒粉、細挽き、中挽き、粗挽きと分けれらていますので、とても種類が多くなります。3000種類以上あるとも言われているんですよ。
朝食ビュッフェでは、Brot はすでにスライスして提供されている場合もありますが、丸ごと置いてある場合は自分で近くにあるナイフを使って食べる分だけ切ります。
Brötchen をいただく際は、水平にナイフを入れて上下二つに切り分けます。
いかがでしたか?
それぞれ種類が多すぎて、なかなか進みませんが、まだまだ美味しいものがありそうです。
それでは、また明日。
Bis morgen.
Tschüs!
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