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【ドイツ事情】幸運をもたらすもの(人)Glücksbringer #442

※ 音声はコチラ↓ stand.fm で平日の毎朝7時に配信しています。

Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。


毎週水曜日はドイツ事情について、私の体験も踏まえてお話しています。


第432回では「ドイツのジブリ人気がそんなことになっていたとは!」というテーマでお話しました。


今日は「幸運をもたらすもの(人)」というテーマでお話します。
新年ですからね!


Glücksbringer というドイツ語があります。

「幸運」という意味の Glück と「もたらす人」という意味の Bringer を s で結び付けた複合語です。


ドイツで言われている「幸運をもたらすもの(人)」を紹介しましょう。


まずは日本でもおなじみの「四つ葉のクローバー」です。
ドイツ語では das vierblättrige Kleeblatt と言います。
「四つ葉の」が vierblättrige で「クローバー」が Kleeblatt です。


二つ目は馬の蹄を保護する「蹄鉄 」です。
Hufeisen と言います。


三つめは「1ペニヒ硬貨」です。今は「1セント硬貨」になりました。
Glückspfennig または Glückscentと言います。


四つ目は Glücksschwein「幸運の豚」です。


五つ目は Marienkäfer「てんとう虫」です。


六つ目は赤に白い斑点のあるキノコ「ベニテングタケ(紅天狗茸)」です。
Fliegenpilz と言います。


七つ目は Salz「塩」です。


八つ目は Sternschnuppen「流れ星」です。


そして次は人ですが「煙突掃除人」です。
Schornsteinfeger と言います。


さらには Scherben bringen Glück 「割れた食器は幸運をもたらす」とか

Auf Holz klopfen「木をノックすると幸運が訪れる」とも言われています。


これらの中でも、四つ葉のクローバー、蹄鉄 、1ペニヒまたは1セントなどの硬貨、豚、てんとう虫、ベニテングタケ、煙突掃除人は置物やキーホルダーなどになっていて、よくプレゼントやお土産にされます。

画像引用 https://www.experto.de/praxistipps/mit-glueckssymbolen-und-gluecksbringern-silvester-feiern.html
画像引用 https://www.erzgebirgskunst-drechsel.de/glucksbringer.html

特に年末年始はこれらを型取ったマジパンやチョコレートなどのお菓子がよく売られているんですよ。街中で見かけると、とてもワクワクして私もよく買ったものです。

画像引用  https://www.55plus-magazin.net/php/silvesterbraeuche_und_gluecksbringer,13254,17426.html


いかがでしたか?
日本と同じようなものもあれば、「どうして?」と不思議に思うものもあったのではないでしょうか。
来週は、これらがなぜ幸運をもたらすのか、その理由や起源についてお話しますね。


それでは、このあとも素敵な1日を!
Einen schönen Tag noch!
Tschüs!

【参考HP】


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