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春愁秋思〜ふと感じる寂しい思い〜

ライター・編集者の望月優大さんのブログで自己責任論について投稿があった。

この記事を目にして自分は自己責任論を振りかざしていないか?良い機会なので振り返ろうと思います。

①自己責任論とは?

自分は自分の力で頑張ってきたんだという強い自意識があるから、社会的な弱者に対して「他人のせいにするな」と平気な顔で言い放ってしまう。自分が成功したのは自分ががんばったから、そして、他人が成功しなかったのは他人ががんばらなかったから。(本文抜粋)

ざっくりではあるが私の認識は上記の内容である。
成功してない人は努力が足りないから成功していないのであって、成功したければ努力しろ。

ブログを書いている望月さんは、その認識はあまりにも単純で、あまりにもの狭い。と仰っている。

②自分自身は自己責任論を振りかざしていないか?

このブログのURLが載っていたツイートにコメントを投稿したところ私の中では少なくない反応があった。

私が投稿した内容は添付の通り。

自分はどうかと振り返った時、もうそれは完全にダークサイドの住人でした。
学生の頃、帰国子女で英語が話せて、人より多少スポーツが得意で、バイオリンも弾ける自分。それらを習得する過程で少なくない痛みを伴いました。そんな頑張っていた自分と比べて一見何にも努力してなさそうな人達が嫌いでした。見下してました。
自分が頑張れたのは、努力できたのは周りの人達のサポートがあってこそなのにそれに気付けませんでした。

ただその認識が少し変わったのが大学の時でした。志望校に行けず腐っていた自分。
こんな奴らとつるんでいても自分のレベルが下がるだけだから、人一倍努力しようと心に決め活動してました。
ですから体育会・ゼミなどの活動には入っていましたが周りとは馴染もうとしませんでした。
ゼミではそんな態度ならやめろと同級生に退ゼミ宣告された事もあります(笑)

そんな中、ゼミの教授と話す機会がありました。
教授は自分のとんがっている部分を褒めて下さり且つ「うちの大学にはお前みたいにギラギラした生徒は少ないからそれを失わないように」と後押しして下さりました。
一通り話が終わった後に最後にひとつ問いを出されました。

「そんなお前にも後一つ足りないところがある。それが何か考えてみろ」

この問いの答え合せをする前に教授は亡くなり永久に答え合せは出来なくなりました。

私はその当時も今もまだまだ全然足りないところだらけですが、この一言は私の中で今でも深く心の真ん中に残っています。

大学生活も終盤を迎え就職活動が始まりました。初めは思い通りに進んでいたのですが最終的には第一志望の企業に入社する事は出来ませんでした。この時人生で1番落ち込みました。
大学入試に続いてまた失敗した事により喪失感が凄く半分鬱病状態でした。
ゼミにも部活にも連絡せず無断で約2ヶ月欠席しました。
そんな中で自分が復活出来たのが周りのサポートのおかげでした。
この時多分初めて心の底から、今の自分があるのは自分1人が頑張っただけでなく、周りのサポートのお陰だと思うことが出来ました。

そしてゼミの教授に言われた問いの中でその当時の自分にとっての答えが出ました。
「人の気持ちになって行動する」
なんだそんな事かと思われた方もいらっしゃると思いますが、私はそれが全く出来ていなかったので凄い発見でした。

それが自覚できてからは大学生活が凄く楽しくなしました(笑)

③世界は誰かの仕事で出来ている

俳優の山田孝之さん、女優の山本三月さんが出演している缶コーヒー「ジョージア」のCMのセリフです。

このCMまさに今の自分の気持ちをドンピシャで表現してくれてます。
是非見てみて下さい!

今日の四字熟語

春愁秋思⇒春の日にふと感じる物悲しさと、秋にふと感じる寂しい思い。よい気候のときに、なんとなく気がふさぐこと。また、いつも心のどこかに悲しみや悩みがあること。

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