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ネイルサロンに1年間通ってみた話

はじめに

これは私が1年間通ったネイルサロンでの思い出を綴る総括日記のようなものです。ネイルサロンに通うという体験を覗いてみたい方、おいでませ。これからネイルサロンに行ってみようかなと考えている方もいらっしゃいませ。その迷っているあなたの背中をそっと押すきっかけになれたら嬉しいです。

可愛い爪のここがすごい!

私の場合、爪がかわいいとテンションが上がり、QOLが上がり、自己肯定感にも多少はよい方向に作用する。かわいい爪最高。毎日を生きていくために、かわいい爪は欠かせないものとなっている。

だったら普通のネイルポリッシュ(硬化しないもの)でいいのでは?となる。それではダメ。まず簡単に落とせるものは簡単に剥げてしまうので、塗り直す時間を取ることが面倒くさい。ふたつめに、私は手が丸くてクリームパンみたいで短い爪だとなんだか不恰好なのでできるだけ爪は長いほうが良いが、爪が強くないためネイルポリッシュを塗ったくらいの強度ではすぐに爪が折れてしまう。みっつめに、最近の私は少々ギャル方面の見た目を心がけているので、大きなパーツを乗せたキラキラで可愛いデザインは中々ポリッシュでは叶わない。

どうでしょう、いい理由でしょう。そんなこんなで滅多なことをしない限り2〜3週間程度は不変の可愛さを放ってくれるジェルネイルに非常に助けられている。 

サムネイルのマグネットネイル可愛すぎ💎本当に可愛いです。駅の煌々とした照明の下とかで見るとキマるのでみんなも真似してみてね。肌の色も綺麗に見えますよ。

ネイルサロンに通うまでの静かな闘い

私は元々ジェルネイルに憧れはあった。インスタで可愛いデザインの投稿を見るたびに、いいなぁとうっとりしていた。
何度か行ってみたいと思うサロンを見つけたが、高い!当時19歳、ぴよぴよの大学生の私にとって1ヶ月に一回、最低でも7500円を爪のために定期的に払うなど無理である。リーズナブルなところもあったが、ホットペッパーなどの口コミを見ると、ネイリストさんの技術や態度に物申しているコメントが目立ち、慎重派な私の精神が白旗をあげてしまうと思いすぐにやめた。あと、好みのデザインに似たものを取り扱っているお店が無く、多分理想通りの爪にしてもらうことは難しいだろうと思った。
いやはや、、と諦めた私は、クリームパンハンドについている小さくて短い爪にポリッシュを塗ったり、時には強度の高いネイルチップを買って裏のノリを取り替えつつケチれるところはケチりながら何とか可愛い爪を演出していた。

✳︎当時リピ使いしていたポリッシュはRMKやTHREEがとてもよかった記憶がある。さすがデパコスである。ネイルチップはダッシングディバしか勝たない。前撮りの時も本当にお世話になりました。

話を元に戻すが、地理的には割と近所(片道40分くらいかかるが)に可愛いプライベートネイルサロンがオープンしていたことを2021年の春に知った。同じ高校に通っていた子がインスタにアップしていて、キラキラで可愛いデザインが目を引いた。値段もこのデザインになら払える!と思えるものだった。(今は値段が高くなってしまったが、当時はオープン価格ということで今より1000円以上も安かった。)ちょうど20歳。大学の授業はオンラインで融通のきくスケジュールが取れたため、バイトもばりばりやってお金もまあまあ貯まっていた。

インスタからそのネイルサロンを探す。あった。めっっちゃ可愛い。このぷるぷるな透明感のある感じ、ああ可愛い。私の爪においで!!(??)(恐怖)ということで、ラインから予約という謎ハードルもプリティー棒高跳びで軽く超え、ついに2021年夏、はじめてのネイルサロンに出陣することとなった。

はじめてのネイルサロン

いざ初来店ということで、ど緊張である。私は本番に強いタイプだから大丈夫という謎の励ましを自分に送る。
こんな垢抜けない若干20歳のオタク大学生が、お姉様方の嗜みの場に足を踏み入れてよいのであろうか。ネイリストさんにこいつ何しに来たんwって思われたらどうしよう。いらぬ想像ばかりして、そわそわが止まらなかった。でもあの可愛いデザインを自分の爪に置いておけるのなら別になんと思われようと大丈夫、きっと。あっ、でも心配、、でも予約するとき備考欄に「はじめてのネイルサロンですので、至らぬ点があると思いますがお許しください」的な旨のことを書いて保険をかけておいたから大丈夫、、、。などとぐるぐる頭の中で不安を巡らせているうちに、ごく普通な感じのアパートの前に到着。超高層マンションだったら間違いなくその場で頽れていたと思う。謎の安心感に包まれた。

インターホンを押すと、ドアから可愛らしいネイリストさんの女性が現れた。あっあっ、、などと人語を忘れている間に可愛らしいプライベートサロンの空間に通される。すごい。この人は自分の力でこのアパートの一室をお店として経営しているのかと感心した。
私は美容室でもそうだが施術前の謎のイントロみたいな会話を好まない。しかしこのままでは人外に成り果ててしまう。ネイリストさんは、このカオナシ化している私を前にしているのにもかかわらず、今日どうしますか?😊と穏やかに聞いてくれる。その愛想の良さと穏やかさのおかげで私は無事人に戻ることができた。私はデザインを考えるセンスも説明上手さも持ち合わせていないため、はじめからお店で用意しているデザインにした。というか、このデザインにしたすぎてこのネイルサロンにしたのだ。クリアな水色のラメ入りのジェルに、ストーンと蝶のパーツがついたものだ。

爪の事前準備について

私はネイルサロンに赴くにあたって、爪はできるだけ伸ばしてから行ったほうがいいのではないかと思っていたので、元々薄めで折れやすい爪を一ヶ月ネイルハードナーなどで守りながら指先から5ミリ出るくらいまで伸ばしていた。しかし別に短くても良いらしいし、整えていかないでそのままで来てもらって良いみたい。逆に無理に弱い爪を伸ばそうとしないで、ネイルサロンでジェルによって頑丈になるので、次の付け替えの時までに伸ばしてそれを整えて綺麗に調節していけば良いらしい。1年間通ってみて、私の爪の形はいろんな人に褒めてもらえるくらいに綺麗になったので間違いない。

施術中のこと

施術時間は2時間くらい。施術中のおしゃべりは楽しいものだった。初めましての人とは、よほど合わないと感じない限りはすぐ仲良くなれるタイプなので話はかなり弾んでいたと思う。年齢は私より6歳くらい上のお姉様で、私はそのくらいの年齢の知り合いが全くいないので、約6年のジェネレーションギャップの話題をはじめとして、SNSについて、たまごっちの進化について、アニメについて、恋人についてなどさまざまなジャンルについて、ひとりの約6歳上の女性の価値観や世界の見え方を知ることができて楽しかった。同時に、彼女にとって約6歳下の私の共有することについて興味深そうに耳を傾けてくれて嬉しかった。決して真面目な話をしている訳ではないが、年代がほんの少しだけ離れている人と話をすることはとても楽しいし知見が増える、この考えは無かったなと勉強させられるということがその時にわかった。

そして完成がこちら!!ちょーー可愛いです。

可愛すぎ〜🦋

ジェルネイルのある生活

よく○○のある生活と言うが、ジェルネイルのある生活、めちゃアリだと思う。勉強の時もバイトの時も、普段生活している時も必ず目に入る手が可愛く整っているというのは、私の精神衛生上本当によいことであると感じる。
衛生上のことを鑑みてネイル禁止のお仕事があるのは仕方ないことだが、私は絶対にネイルOKの会社に入ろうと心に誓っている。バイト中も、タイピングをしている自分の指の爪が可愛くて仕方なくて余計な思考を減らしてくれる。何かあっても、まあ私のネイルは最強だから、、、。という謎理論で必要以上に落ち込まずに済む。
そして、爪可愛いですねとどれだけの人に言っていただけたか。髪、顔、服など外見を褒めるための要素に新たに爪が加わったことが本当によい。褒められて伸びるタイプなのでなおさらだ。また、爪は含みを持たせた何か裏のある褒め方ができない唯一のパーツだと思っている。爪を可愛くしておくことで損はない。ウルヴァリン以外は。

はい可愛い💓蝶もいるよ🦋爪を頑張って成長させて綺麗な形にしてゆく過程


ネイリストさんとの会話で特に印象に残っているもの

・ネイリストさんとその彼氏さんとのおもろいエピ(めっちゃおもろい)
・おすすめの品などお得な情報交換(毎月話したしいつも次回までに試してくれていた)
・二重整形について3時間くらい話した(クリニック選びむずすぎでしょ)
・ホラーやミステリー小説について語る(お互い好きなので)
・恋愛観、価値観について(結構意見合った)

一回四角っぽい形にしたよ🦋蝶好きだね私🦋これは🍝ファンの綺麗なお姉様がされていたネイルデザインを真似させてもらったもの、、、。お高めのコースなのでお誕生日の月にやりました


ネイリストさんとの相性って大事だと思う

私、本当にそう思う。
偶然はじめて行ったお店のネイリストさんがとっても良い方で気の合うお姉様でラッキーだっただけで、技術力があって比較的リーズナブルでも自分の価値観を押し付けて来まくったり性格が終わっていたりする方だったらリピートしなかったと思う。約3時間も向かい合って座る人と何も会話がないのはお互いに嫌だし、相性の悪い人とそんなずっと向かい合っていたら気が狂ってしまいそうになる。
だから、嫌な思いをすると諦めてしまいがちな私にとって、はじめてのネイルサロンでとても良い体験をさせてくれたネイリストさんには感謝している。ネイルをすることにおいて何も嫌なことを思い出させない、ポジティブな印象や思い出までデザインしてくれるネイリストさんは偉大だ。

はーーーーと💕


なぜネイルサロンに通うのをやめたのか

私は今月をもって、ネイルサロンに通うのを一旦やめた。何かあった訳ではない。また是非、絶対に通いたい。
それも、私が受験生&卒論に追われているからだ。ネイルは一ヶ月に一回、どこかに3時間ほどの時間を見つけて通わなければならないが、それがままならなくなってしまった。仕方ないことである。
それに、今置かれているその状況からバイトに入れる日数が激減したために、収入も減ってしまいネイルサロンにかけることのできるお金がなくなってしまったことも理由としてある。仕方ないことである。(2回目)
しかし私は自分の爪(と顔)が可愛くないと何も頑張れないわがまま女児のため、どうにかセルフで頑張りたいところだ。やればできる子なので頑張れたらまたノートに投稿する。

うにょにょん春の可愛いネイル🌸


私の可愛い爪の記録たちをちょいちょい挟みながら、月一度の楽しみだったネイルサロンに通った1年間を振り返るノートを執筆した。たまには気分転換に趣味について書くのも楽しい。
最後まで読んでくれてありがとうございます。またね。

追記11/23
やればできる子なのでセルフネイルはじめました。後日談としてよければ見てね。

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