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成人アトピー性皮膚炎の記憶

ネットに、こんな記事が…

わたしも最初の東京転勤時に、成人アトピー性皮膚炎になったことがあります。
両足両手に湿疹が出たりして、当時はステロイドも処方されました。

厄介なのは、寝ている間に痒くて目が覚めてしまうことで、ほぼ睡眠がとれない状態が続くのが本当に辛いですね。
ですので、変な民間療法に走るのも理解できます… いや、本当に何でも頼りたくなる心境になるものです…

わたしの場合は、漢方に目覚め、笹の葉のエキス(結構お高い「ササヘルス」というエキス)を飲んだり、にんにくから抽出した成分が入っている薬用入浴剤だったり、はたまた親父の親友が大分にいて、別府の血の池地獄の軟膏が肌に良いらしいと「別府血の池軟膏」とやらを送ってきたりで、まあ色々と試しまくりました。

でも結果的には、医師に処方されたとおりにステロイド剤を使うことで、結果的には完治しました。確かリンデロンとかいう結構ステロイドの成分が多いもので対処療法しながら、徐々にステロイドが少ない塗り薬に変化していきました。

この皮膚科の先生が、もうかなり年寄りで、「とにかく水飲め〜、水飲め〜」と言われ、それ以来、本当に水を沢山飲むようになりました…
今でも人よりは水を飲んでいると思います。そのせいで、少しの運動で汗が大量に出ますし、注射なんかで腕まくりしているときも、男性の割には肌が綺麗などと看護婦さんに言われる始末… 本当に跡形もなく完治してます。

まあ漢方以外にも、例えばハウスダストなどへのアレルギー反応もしていましたので、当時は狭いワンルームでしたが、毎週大掃除&日々掃除で埃一つない状態(に近いくらい)で、清潔にしてましたし、少しでも症状を改善させるために、色んな事をしてましたね〜♪

当時の職場は色々なところで作業をするのですが、フリーアクセス床の表面が絨毯のような加工がされたものが流行った時期でもあり、また、当時は事務室にソファーがあり、これがダニやハウスダストの原因で、症状を悪化させているのではないかと疑ったときも…

まあ、色々と疑ったらきりがありませんが、本当に必死でしたね〜♪

冷静に考えてみると、一つはよく言われるストレスかも知れませんが、わたしが特にそうではないかと懸念している症状が出た理由は、二十歳から一人暮らしをして、何故かテフロンのフライパンは油を引かなくて良いと刷り込まれて以来、自炊派なのに殆ど油を摂取していない生活が10年以上続き、肌に現れてきたのではないかと思われます…

ほぼほぼそんな失意のどん底状態のときに、仕事で約2週間のロシア出張が入り、これを最後に帰国したら長期治療に入ることを懸念しつロシアに旅立ちました…

スーツケースの中に、例の「ササヘルス」という液体の笹の葉エキスの瓶を6本も入れていたのが悪かったのか、新調したスーツケースに2つある鍵の1つが壊された状態で到着…
一応、ロシアでも律儀に飲んでました…

冬のロシア・サンクトペテルブルクは当然寒かったのですが、食事はフランスからのケータリングが入っていて、実はこのことがわたしの成人アトピー性皮膚炎改善の転換期となりました。オリーブオイル豊富な食事と本場のチーズ、ワインもほぼ飲み放題で、完全に洋食ばかりでした。実は、不思議なことにストレスは日本にいる以上にかかっているだろうし、ホテルの部屋も立派なホテルだけど、暖房が効いていて絨毯なので、そこそこ掃除が行き届いていてもダニやハウスダストはいるはず…

そんな中、実は症状は劇的に良い方向に向かいました。
もちろん帰国後は、和食を極力ヤメて、全て洋食、オリーブオイルも使った自炊に変更するとかなりの改善でした。

その後、転勤で東京から福岡に戻り、出身地だけあってリラックスできたのか環境が良くなったのか、もうその頃には成人アトピー性皮膚炎は完全に完治してしまいました。

以来、未だに再発もしていないので、個人的には「油を摂取しない食事は、身体(特に肌)にとっては良くない」という教訓を得た次第です。

二度目の福岡勤務の際は、成人アトピー性皮膚炎の症状すら軽いと思うくらいの、別の症状である「群発頭痛」を経験しました…

これはこれでかなりインパクトのでかい、今までの病気の中では最高位にランクできるくらいとてつもない症状なので、これはそのうちお話できればと思います…

まだまだ当時のことをお話したいのですが、長文になってきましたので、この辺で…
みなさん食用油って大切ですよ〜♪

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