Iris

私を言葉で表現します。

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最近の記事

心配している

私の原動力は、2つあった。 一つは、怒り。 子供の頃から、怒ってばかりいる。 小さな頃は、兄やらクラスメイトやら、身近な人々への怒り。 中高生になってくると、校則や社会の不合理、不平等への怒り。 とにかくプンスカプンスカ。 理解できないことには怒っていた。 なぜなのか知りたいという意欲が湧いた。 知ったことと併せて拙い言葉で怒りを表現し、聞いてもらうと満足した。 大学生になると、怒りの矛先は不甲斐ない自分自身へ向いた。 すると、怒りはもう私のエネルギーではなくなった。 渦を

    • 我慢できてしまう

      兄がいて、私が生まれ、その3年後に弟が生まれた。 兄は繊細であった。 小学生男子が言ってみたくて覚えるふざけた種類のそれとは違って、 人が最も傷つくであろう部分を察知し、弱い者に向けてわざと使ってみているようだった。 車の中で悪口を続けたとき、父は兄を本当に車から降ろし、家まで3キロ近く歩かせた。 守られたようで、私と弟は安心したものだった。 一度兄が弟の頭に高いところから牛乳をかけたことがあった。 コップからボタボタと落とされた白い液体が、弟の脳天にかかるのを見て、その匂い

      • 私だって書きたい

        小説を読むのが好きだった私 小学生の頃、夢中になって読んだ本が2シリーズある。 大人になった今でもその没頭感をよく覚えている。 本が並んでいる空間にいると、胸が踊る。 どの物語の世界へ行こうかな。 何にでもなりたい 「私もこの人になれる。」 信じる力は、強い。 2つ離れた兄がいる。習い事の様子を見て、私もやりたいと母にせがんだそうだ。 何でも兄と同じかそれ以上にうまくできると信じ、上達して自信をつけたこともあったし、できなくて才能がないと落ち込んだこともあった。 最近だ

      心配している