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小さくてもパワフル

先日から、ずっと同じ1冊を読み続けている。
そんなわたしが頼りにしている相棒をここに紹介しておきたいと思う。

1993年のクリスマスプレゼントだった。

To Tomomi,
May your knowledge
of English may increase.
Love and Best Wishes
From Mam and Dad
Christmas 1993.
と手書きのメッセージ付き

英語の辞書。
「英英辞典」と言ったらいいんだろうか。

名前も刻印されている。

これは高校時代にホームステイしていたときの、ホストファミリーから贈られたもの。93年だから、ほんとうにイギリスから航空便で送られてきたものだったんだろう。

コンパクトなサイズの、英語辞書。
実用性でいえば、日本の英和辞典のほうが使いやすいのかも知れないが、学校を卒業して以来、引っ越しのたびに荷物を減らしていっていつの間にか手元には辞書と呼べるものがなくなっていた。
この英英辞典だけが、ゆいいつ手元に残っていた。実用性をもとめてはいなくて、インテリアの一部と化していたのを最近になってほんらいの辞書として使うようになった。


表紙を開いたところに書かれたメッセージが、30年経ったいまでも心にしみる。

To Tomomi,
May your knowledge
of English may increase.

Love and Best Wishes
From Mam and Dad
Christmas 1993.

はい。
まだまだこれからも、勉強します。

いま、自宅には勉強机がないので、家ではベッドの上に座って本とノート、そしてこの辞書を広げる、というとても真剣に勉強しているとは言い難いスタイルなのだけれど、それがまたイギリスに滞在中の勉強とちょっと似ていて、それもまた良いかなと思ったりする。

イギリスで宿題をやるときは、ソファーに座りながらやったりしたものだった。もちろん、きちんとしたエッセイを書かねばならないときは、ダイニングテーブルにノートを広げて、きちんと椅子に座ってやったのだけれど。学習机にきちんとノート、辞書を置いてキチッとしたスタイルで勉強するのが当たり前の日本の常識とはかけはなれていたよなぁ、と。

そんなことを懐かしく思い出しながら、分からない単語を調べつつ、その説明でまた分からなかった単語を調べて…というこのひと手間を楽しんでいる。

コンパクトサイズなので、収録されている単語も少ないのかと思いきや、今のところ調べていて載っていなかった単語はほんのわずか。やっぱりちゃんとした辞書だったんだ! と嬉しいおどろき。

さて、もっと使い込んで知識を増やしていこう。

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