TOPの写真はパンフレットなんですけど、肉球がエンボス加工になってて、色合いもパステルで可愛い💛
観る時間なかったら、これだけでも買ってみてください。ほんと可愛いから！

犬や猫を飼ったことが無い人にも見てほしい

モデルになった太田快作先生をドキュメンタリー番組で知ってる方も多いですし、脚本の山田あかねさんも動物愛護に力を入れている方ですし、ちょっと敷居が高いと思ったり「自分には関係ない話」と思ってしまう方も多いようです。

しかーし！

本作に、説教くさい話は一切ないです。
ただただ、人が犬とむきあい、そこから生まれる物語です。
むしろ動物愛護について語るのがが好きな方は「あっさりしてた」と言ってるくらい。

善悪を決めるのではなく、とてもニュートラルに現実を描いてますし、犬部のメンバーのやりとりも、青春ぽくて、万人に見やすい仕上がりになっていると、私は思います。

ざっくり内容

動物病院を開業し、犬や猫の保護活動を全力で行っている颯太。
殺処分をなくすために、敢えて愛護センターの所長になった柴崎。

二人が獣医学部に通っていた頃に、その仲間たちと立ち上げた動物保護サークルが「犬部」。動物の保護が一般的ではなかった当時と、16年後の現代を行き来して、物語は進んでいきます。

登場人物たちの、動物への愛情はもちろん、亡き愛犬への想い、多頭飼育崩壊、それぞれの人生の葛藤など「人」の物語でもあります。

原案は、片野ゆかさんのノンフィクション小説
「北里大学獣医学部　犬部！」

なのですが、発行当時に比べると、動物を取り巻く環境も、法律も変わっていることもあり、このまま映画化にするのではなく、今作をベースに山田あかねさんが現代の犬猫を取り巻く事情を織り込んだ脚本による「フィクション」となっています。

ほんとにみんなにムビチケ配って歩きたいくらいおススメなんですが、内容の良いところは他の方のnoteにも書かれてるので、私は犬について書きたいと思います！

とにかく犬が可愛い！

今回登場するワンちゃんの中でも、花子役のちえちゃんと、太郎役のきぃくんは、雑誌や舞台あいさつに登壇するなどのプロモーション活動も一緒にやってくれていて、これがまたフォトジェニックなんですよ！！！

無断転載になっちゃうのでここには貼れませんが、どれもこれも可愛くて、もはや推しのためではなく、ちえちゃんきぃくんの為に雑誌を買ってます（笑）

林遣都氏、中川大志氏も、ちえちゃんきぃくんと一緒の時のグラビアは、ほんと優しくて良い表情をしているので、本屋さんで映画雑誌を見かけたら、めくってみてください💛

ネットインタビューのちえちゃんも結構可愛いです！↓

そんな可愛いワンコのためのメイキング動画があるのも、映画「犬部！」の素敵なところ♡↓

ちえちゃんが小泉大臣の顔を舐めまくったのは（笑）ニュースでも流れてたので、ぼんやり記憶にある方もいらっしゃるかもしれませんが、この子がほんとに可愛い。そして賢い！

ちえちゃんは山の中（土の中）に捨てられていたのを保護されたという、元保護犬。
それが飼い主さんの愛情で、ここまで人懐っこく表情豊かな子になったのかと思うと、それだけで泣けます…(´；ω；`)

本編で絶対泣いちゃう六郎さんのエピソード

メイキングやプロモーションには出てないのですが、不登校の女の子にもらわれていった六郎くんと、その女の子のエピソードは、子供あるあるだし、小さい頃に犬を飼っていた人は、自分にも思い当たる部分があるのではないでしょうか。

私はあります。
今思えば、どうしてもっと一緒にいてあげなかったんだろう。
あの子はどんな気持ちでいたんだろうと、涙が出てきます。

もちろん飼ったことのない方にも、想像できるように、とても丁寧に描かれていますので、飼ってから後悔の無いように、感じることができると思います。

リアルに警戒心が強いミック

そして動画でも解説されてますが、警戒心が強いことでニコ役に選ばれたミック。常に表情が不安そうなのはお芝居じゃ出せないですからね…。

その子が安心して体を預けられる存在になるために、クランクイン前からミックのもとに通い、コミュニケーションをとり続けた林遣都もすごいと思いますが、それに応えるように彼の腕の中から出たくないというニコのシーンには泣けます…（泣いてばっかりだなｗ）

そしてこのメイキングの最後に出てくるミックは、もはや別の犬かと思うくらい穏やかで、それを見て身内でもないのに、とてもホッとしました。
ミックは今幸せなんだな…って。

あのミックが1年後、こんな顔して笑うようになってるなんて！(´；ω；`)↓

癒し系きぃくんと、レアキャラのサモンくん

柴崎の相棒、太郎役の柴犬きぃくん。
彼はいつもポヨンとした表情をしてて、それがたまらなく可愛い～。

中川くんが、いつも首や頬のお肉をムニムニしてる気持ちがとても分かりますｗ私もムニムニしたい！！！
芸達者なきぃくんは、舞台挨拶でも「ワン」や「ジャンプ」を見せてくれました💛

そして写真右のふさふさワンコ、サモンくん。
彼はいつもイベントで登壇してくれてますが、実は本編では、ほとんど出番ありません（笑）
でも、いろんな映画に出演してるので、観たことあるという方も多いかも。本作を観るときは、是非サモンを探してみて下さい💛

どこまでも「主役は動物」の本作

撮影も、動物の体調やメンタルをいちばんに考えて撮影を進めていたとのことですが、SNSのプロモーションも他の作品に比べてワンコメインのものが多く、愛に溢れた制作陣の想いが伝わってくる感じがします。

本編で犬が亡くなっているという（設定の）カットもいくつかあるのですが、決して犬そのものを見せないという配慮がされていて、動物に興味のない人は気付かないかもしれない部分にまで、とても配慮されているのが分かりました。

その一方、去勢手術のシーンとかはしっかり映してるんですけどねｗ
（血が出るとかではないので、血が苦手な人も大丈夫です！ｗ）

かなりズレた視点から本作をお勧めしてみましたが、少しでも伝わっていると嬉しいです（笑）

今シネコンは、繰り返される緊急事態宣言の影響で、公開作が渋滞してるので、新作もあっという間に終わってしまいます。
ちょっとでも気になって下さったら、是非お近くの映画館へ行ってみて下さい！よろしくお願い致します！

上映館はこちらから！　↓