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草臥て宿かる比や藤の花 実家の庭にも春は来にけり

こんにちわ、唐崎夜雨です。
帰省から戻り今日からふだん暮しです。

さて、帰省先の実家では四季折々、いろいろな花が前栽を彩ります。
藤は2鉢あり、いづれもいくつかの花房をたらしていました。

去年、この時期に尋ねて来たとき、藤は花を咲かせていなかった。惜しい。
今年はもうすでに花の盛りは少し過ぎたようだけど、散らさず待っていてくれた(と思うことにします)。

各地の藤の名所と違い、葉ばかりが目立つけれども、こうして好きな花が実家に咲いているのは嬉しい。

実家と呼んでいますが、ここで生まれ育ったわけではない。
この家は伯父の家でした。
いろいろ経緯あり、いまは両親が住んでいます。面倒くさいからココを実家と呼んでいる。

ちなみに生まれ育った家はもうあとかたもない。いまそこにはアカの他人の家が建つ。

草臥くたびれて宿かるころや藤の花
           芭蕉『笈の小文』

サクラ散って、藤も終わると、初夏の雰囲気。

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