見出し画像

②体を甘やかすのではなく、愛する。

さて、今回はタイトルからは想像がつきにくいですが
お米と砂糖との付き合い方のお話し。

この施設に来てからベジタリアンごはんを食べ続けてはや2週間。
時には治療の一環で、オイルレスのスープだけを食べ続ける日々もありました。

このオイルレススープ期間に気がついたこと
スープだけだと全然体に活力が湧いてこない。
はたまた心の余裕までなくなってくる。

数日後に出されたお粥に感動、、、。
お粥ってこんなに美味しかったっけ?
お粥を食べてから活力が戻り始め、いろいろと
考え事もするようになり、人と話す余裕も出てきました。

そう、お米はだいじ。
お粥を入れて出される器はいつもとっても大きくて、
「いやーこれは食べられなさそう」
って思うんだけど案外ペロリと食べてしまう。
これは体が欲しているサイン。

これもまた摂食障害になってから、炭水化物は敵!と
言わんばかりに避けてきたこの何年間か。

大学に進学し、1人暮らしをするようになってから顕著に食べなくなりました。
白米は食べずにおかずだけ、という時も。
食べたとしても本当に少ない量。

ごはんの満腹感が苦手で、なぜか白米だけは避けるんですよね。
逆にパスタやパンは満腹感がないから食べられる。

でもごはんを食べないとひたすら満腹感が得られなくて
結局味の濃いおかずをたくさん食べたり、
ごはんの後に甘いものをひたすら食べて物足りなさを満たしていました。

それに比べて、ここで食べる野菜メインの温かいごはんと
しっかり出されるお米を食べた後のこの体のぽかぽか。
消化のぐるぐると共に体の笑っている感じ。

そうか、ずっと体はお米を求めていたんだね。
ずっと体の声に耳を傾けず、無視をし続けていました。
体は常に正直。
そして体が求めているものを素直に食べることは、体を愛することにもつながる。
器いっぱいに出されたお粥で、私は自分の体と仲直りができたような気がします。
これまで無視し続けてごめんね。

余談ですが、体は自分の求めているものをわかっているということには
心底驚かされます。
というのも以前より寝る前や朝に無性に温かい牛乳が飲みたくなることがあったのですが。
私は体質的にタンパク質が不足しやすく夜の眠りの質が悪いとのこと。
それが朝と寝る前に温かな牛乳を一杯ずつ飲むことで解消されるというのです。
体はわかっているんですねえ。

そして私は甘いもの中毒みたいに、ごはんの代わりに砂糖を摂取し続けていました。
旅をしている時も、お腹が空いても目に入るのは甘いものばかり。
非常食として持っていたのはチョコレートやクッキー。
しかし、甘いものは食べ始めると止まることを知らない。
かつ、食べた後は体が一気にあつくなり、その後一気に冷めるのです。
そんな砂糖過多だった私はここにきて優しい甘さと出会いました。

ケーキもチョコレートも美味しい。
でもフルーツや蜂蜜の甘さは自然で、体を冷やさず中毒性もなく
満足感をくれる。

今では部屋にある旅のあまりのチョコレートを見ても欲しなくなりました。

砂糖で体を甘やかすのではなく、温かく優しいごはんで愛してあげる。
これはこれから先食べものを作ったり、選択する上で大切にしたい自分の中の
ゴールデンルール。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?