江頭 新太郎

住宅業界は建築構造の勉強はするが、住む人の身体の構造の勉強はしない...医学的に身体の…

江頭 新太郎

住宅業界は建築構造の勉強はするが、住む人の身体の構造の勉強はしない...医学的に身体の仕組みから考察した家づくりの話。 お医者様だって病気の原因が分からなければ病気を治せないのだから、住宅会社がなぜ住まいが原因で病気になるのか分からなければ人が健康に住まえる家づくりはできない!

最近の記事

「住まい」と「健康」を考える...vol.3 

それは商品の説明ですよね?前回のvol.2では健康の定義の話をしましたが、住宅業界も健康住宅を建てる上で健康住宅の定義があって然るべきではないでしょうか。健康住宅の定義がないが故に、モデルハウスに行くと営業マンがその家の気密・断熱・耐震の住宅性能のことを熱心に話してくれますが、それは商品の説明であって人の身体の仕組みから考察した健康住宅の説明になってないので、営業マンに「それは商品の説明ですよね?」と言うと「・・・」になってしまいます。 なんでもそうですが定義は必要ですね。

    • 「住まい」と「健康」を考える...vol.2     

      「健康の定義」も知らないのに、どうやって健康住宅を建てれますか?健康の定義WHO憲章*1 では以下のように定義しているが、完全に理想論であり定量的な指標や状態を示していない。「健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱 の存在しないことではない」                    一方,WHOでの議論にあるように『Thus, health referred to the ability to maintain homeostasis an

      • 「住まい」と「健康」を考える...vol.1

        体の仕組みを知らない住宅会社の健康住宅は、 病気の原因がわからない医者の対処療法と同じ… 病気の原因がわからない医者の対処療法…少し尖ったタイトルですが日本では日常的なことです。対処療法とは「頭が痛い・お腹が痛い・咳が出る・熱が出る…」といった症状に対し根本原因を無視して薬で症状の対処しているという事です。今では当たり前になっている健康住宅ですが、全国の健康を謳う住宅会社の社長・営業マンに「なぜ人が病気になるのか知ってますか?」と質問してもまともに答えた方は多くありません…

      「住まい」と「健康」を考える...vol.3