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自分の弱さと自信のお話

ずーっと自分に自信なかった。

自分の意見にも自信がなくて、
答えを常に他者の中に見つけようとして、
自分の気持ちなんて1ミリも考えたことなかった。

小学生のわたしは大人が言って欲しそうな意見を言う子だったと思う。

当時、家事のお手伝いについての授業があった。

その時の担任の先生は「私はお風呂掃除がすごく苦手。だから息子がお風呂掃除手伝ってくれるのがすごいうれしい。」と言っていた。

その授業の感想文で私は「おうちに帰ってお風呂掃除のお手伝いをしたいと思います。」と書いた

そして"so-so🤔"みたいなスタンプを押された。

すごく不服だった。

なんで"great🤩"じゃないんだ。

目の前のあなたの意見を汲み取って、
あなたに最大限合わせて書いた答えだったのに
それを否定されたような気がした。

今になってわかる、見当違いなことが
でも今になってわかる、すごい私らしいことも。


常に双子の姉と比べられて育った。
どんなに頑張っても勝てない姉と比べられて、
"劣等感"と常に隣り合わせで生きてきた。

「これ以上劣ってしまうと嫌われる」と思って
常に間違えてはいけないと器用になったし、

少しでもわたしを見て欲しくて、
お母さんが喜ぶことをずっと模索して他人の顔色を窺うようになった。

本当に苦しかったし、
自分のアイデンティティを見つけるまでかなり時間がかかった。

でもわたしの弱さを、
誰にも見せたくないコンプレックスを
まるっと受け止めて認めてくれる人達がいた
おかげで少しずつ昇華された。

自分を守りたくて強く見せよう、見せようとしてた自分が、やっと、自分は弱いということを認められて強くなった。

誰かに答えを求めてる人生がやっと終わって、
ここ一年でやっと、自分の人生を生きている気分。

常に間違えてはいけないと思って身につけた自分の器用さも、喜んで欲しくて身に付けた相手の良さを見つけられる優しさも今では本当に大好きな特技だし、自分の意見もちゃんと言える。

自信というものを手に入れるためには、
例えば「ブスな人が自分をブスだと認めるか、認めないか」の間に流れている激流の川を渡るか渡らないかみたいなとこにある。
自分の顔を好きになるのはその後だね。
(若林が言ってた。本当にそう。)


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