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「書くこと」を仕事に

「今はもう、自由に自分らしく働く時代だし、富士子さん(私の本名)も、自分らしい生き方を探したほうが良いと思うよ。」
 私が以前、って言っても今年の4月頃、まだ6月からの2ヶ月間の派遣の仕事が始まる前に、行きつけの天珠のお店の店員さんに言われた言葉だった。
 (自分らしく働く、自分らしい生き方…。)
 私はずっと考えていた。齢ももう43だし、そろそろ自分の特技を活かした仕事を始めるべきなんじゃないかと。
 私の特技はただ一つ。好きな文章を、自分の言葉でのびのびと表現し書くということ。今まで、詩誌『詩と思想』(土曜美術社出版販売)や詩誌『指名手配』(文化企画アオサギ)や詩誌『カナリア』等で、書評やエッセイや、詩人論を書いてきたし今でも書いているし、『公募ガイド』に載っているエッセイの大賞・アジア文化社の文芸思潮エッセイ大賞に三次予選まで通過したことがある。だから、時間のある今だから思うのだけれど、もう一度色々なエッセイの大賞に応募して書いてみようと思っている。
 そして、何かの大賞や、佳作に輝くようになればどこかの出版社や雑誌社からお声が掛かるかもしれない。そして2000円でも3000円でも良いから原稿料が頂ければ上等である。もちろんそれだけでは到底食べてはいけないが、書くことを通して「社会と繋がっている」ということを確信できれば、辛い普通の仕事の就活にも耐えていけるはずだ。
 私は落ち着いて、しっかり頑張ろうと思う。
「書くこと」という行為が、私にきっと希望をもたらしてくれるに違いない。私は、信じて進んでいく。

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