こんにちは！ 株式会社figfigです。
2024年3月より新たにタイ・シンガポール向けに越境EC事業を開始いたしました。今回は初期の事業方針や初月準備についてまとめてみました。

・越境EC事業の開始を検討している
・タイ・シンガポールの市場について興味がある
・輸出入事業を展開している

上記のような法人や個人の方の参考になったら幸いです。

国とプラットフォーム選定について

タイを選んだ理由は現地で日本人気を実感したからです。直近1年間で何度かタイを訪れましたが、急速に日本文化が広がっているように感じました。

• 本格的な抹茶ドリンクショップの増加

• 首都バンコクの街中で日本キャラクターとの大型コラボ展示

• 日本食品やレストラン、日本雑貨取扱店の増加　など

また、タイではSNS利用時間の増加やライブ配信によるオンライン販売が当たり前になってきています。

実際にタイで現地のSIMカードを利用してSNSを見てみたところ、TikTokが提供しているオンラインショッピング機能で1日中売買が行われていたり、街中の小売店でもライブ配信をしながら販売している方が見られました。

上記が主な理由となり、日本製品の人気やオンラインショッピングの可能性を感じタイ向けに越境EC事業を行うことを決めました。

次にプラットフォーム選定の軸は下記です。

• 新規事業のため初期投資がなるべく抑えられる

• できれば在庫をあまり持たないで販売が行える（無在庫）

• 知名度があり、多くのユーザーが利用している

上記から東南アジア・台湾最大級のサイトshopee（ショッピー）の利用を決めました。

日本語のサポート窓口があることも安心できる点でした。
シンガポール発の企業であることから、まずシンガポール向けにショップ開設、他国展開という流れであったためシンガポール向けにも販売を行うことになりました。※2024年3月時点

初月の方針について

方針はシンプルで下記の3点を心掛けて行っていました。

1. とにかく出品

2. ショップ評価を増やす

3. スピード重視（カスタマーサポート・配送など）

1. とにかく出品

越境EC事業を行うにあたりアクションとなる部分は【出品すること】だと考え出品数を増やしていきました。もちろんリサーチを行うことも大切ですが、実際に出品して反応を見ることで反響がわかりますしショップの評価も無い初期段階は商品数を増やすことが最重要ではないでしょうか。

ショップ側で販売する商品をあれこれ悩み出品が減りがちですが、そんな時は「買うかどうかはお客さんが決める！」と言い聞かせまずは出品してみてください。意外なものが反響が良かったり、売れ筋の看板商品が見つかるかもしれません。

2. ショップ評価を増やす

無数にあるネットショップの中からどこのお店で買うかは、評価があるか（店の信頼度）を見る方は多いのではないでしょうか。海外の方も同じでお店の評価が無い、ましてや外国のショップなんて怪しすぎて買い物したくないですよね。。。

まずはお店の信頼度を上げるため、下記のような形でとにかく販売と評価の蓄積を心掛けました。

• 買いやすいなるべく安価なものを販売

• 広告費だと思い送料分は負担する覚悟で値付け

• 評価をつけてくれた方へ割引クーポンなど特典の配布

3. スピード重視（カスタマーサポート・配送など）

shopeeにはチャット機能があるため、カスタマーサポートはチャットにて行います。メールでのやり取りよりもカジュアルで絵文字やスタンプも用いられる反面、返信のスピードも店の評価として常に表示されています。

初期はとにかくshopeeに張り付いて、メッセージ通知が来たら即返信を心掛けていました。

また、配送についてもオーダーが入ってからできる限り最短での配送を行っていました。自社で完結するように仕組み化しているため、柔軟に対応できる点は強みだと考えています。評価時に日本からの配送が早かったと評価してもらえることも増え自然と商品が売れるようになっていたように感じます。

最後に

今回は弊社が越境ECをはじめるにあたっての方針についてまとめてみました。さらなるショップの拡大・多国化展開に向けて日々奮闘中です！

今後も越境ECや輸入、東南アジア向けSNS事業から得られた情報を発信してまいります。ぜひお取り組みや弊社に興味を持っていただいた方はお気軽にお問い合わせください！

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