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キリスト教会はイエスの宣教を真に受け継ごうとしているのか〜イザヤ書2章4節を巡って〜前半

4月28日の礼拝でのメッセージに、後半部分で大きく書き足しをしています。

「剣を打ち直して鋤とし、槍を打ち直して鎌とする」。これは、決して思いつきで言われた言葉ではありません。「平和など誰の目にも絵に描いた餅だ」と思われた時に、この言葉は語られました。その時、どうやったらこの戦争に勝てるのか、どうやったらより強くなり現状の王国を守れるのかということがテーマだったのです。だから平和とより多くの武器を持つことは同じことでした。果たしてそれは今から2500年前だけの話ですか?と問われています。聖書の中には、ユダヤの民の歴史としてユダヤの民目線で書かれた歴史書が含まれています。特に、紀元前500年代にチグリスユーフラテス川近郊のバビロン帝国へ強制的に移住させられた出来事に関する記事に次のようなものがあります。

バビロンの王は、すべての有力者七千人、職人と鍛冶屋千人、戦闘要員であるすべての勇士を、捕囚としてバビロンへ連れ去った。

(列王記下24章16節)


他にもバビロン捕囚を伝える記事に連れて行かれた人々のリストがあります(エレミヤ書24章1節他)。そこにも鍛冶屋が出てきます。それはある意味

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