見出し画像

GOD JUL 🎄 スウェーデンのクリスマスFIKAの歴史

HEJ!


GOD JUL OCH GOTT NYTT ÅR!
メリークリスマス&明けましておめでとうございます!

2023年も,年の瀬ということで皆さんいかがお過ごしでしょうか?

ハートのクッキ&シナモン&クリスマスデコレーション
Image: Shutterstock

今回の記事では、ようやく仕事納めも終わり家でホッと一息つくあなたも、
お気に入りのカフェで友人と一緒におしゃべりしているあなたにも
少しでも役に立てる内容になれば幸いです!

●スウェーデンのクリスマス(起源)



私がホストファミリと共にクリスマスを一緒に過ごしたのはもう10年も前のことになってしまいますが、初めて10代で経験した時のあの感動は30代になった今でもまだ明白に覚えています。
東京のクリスマスはどちらかというと恋人と一緒にイルミネーションを見に行ったりおしゃれなイメージが先行していますが、ヨーロッパ北欧スウェーデンにおいては意味合いが少し異なります。

キリストの誕生を記念するクリスマスは、長い間、一年で最も重要なお祭りでした。昔は新鮮な食べ物がたくさんあったので、家族全員のごちそうを味わう大切な時期に当たります。

クリスマスのテーブルには、ハム、ニシンのピクルス、豚足のゼリー寄せ、ソーセージ、お粥、ルトフィスクが並べられました。死者がごちそうをしに来たのはその時だったため、食べ物は一晩テーブルの上に置かれていました。

ライトアップされたツリーの下にはクリスマス プレゼントが置かれます。
私のいたアルベルグ家でも前日には家族間で交換するプレゼントがたくさん置かれて、小さなリビングにあるテーブルにも可愛いクリスマスらしいデコレーションが飾らキャンドルも灯されていました。

典型的なクリスマスの食卓には、
クリスマス ハム、ポーク ソーセージ、卵とアンチョビの混合物 (グッブレラ)、ニシンのサラダなど、古典的な料理がすべて揃ったスモーガスボード (スウェーデン語でスモーガスボード)として多くの家庭で用意されることが多いです。
あとは、ニシンのピクルス、自家製レバーのパテ、麦汁風味のライ麦パン (vörtbröd)、ジャガイモ、そして魚料理も用意されたりもするようです。

ハムはまず茹でてから、卵、パン粉、マスタードを混ぜたものを塗り、まぶします。ルトフィスク(lutfisk)は、調理する前に水と灰汁に浸して膨らませた乾燥したリングまたはサテとして使います。

全員がお腹いっぱい食べたら、サンタクロース(ホストの御宅では叔父さんが張り切って雪の中自ら登場!)集まった人々にメリークリスマスを願い、プレゼントを配っていました。あの時の驚きと感動に満ちた子どもたちの表情は今でも鮮明に覚えています。

●スウェーデンにおけるFIKAの文化と歴史



FIKAは「フィーカ」と発音されます。
食べ物(通常は甘いもの)と一緒にコーヒー(または紅茶)を飲むことと同義になる傾向があり、 スウェーデン人はフィーカという言葉を翻訳することを好まないみたいですね。sweden.se、スウェーデン研究所の一部によると、
「単なるコーヒーブレイク」ではなくきちんとしたスウェーデンの文化の一部として浸透しているそう。

1700年代にヨーロッパからスウェーデン大陸に伝わったコーヒーは、次第に市民の日常生活に取り込まれるようになりました。

2023年6月  SIGTUNAにて
ホストファミリーと共に一緒にウィンドウショッピング

カフェが大衆化したのは1800年代後半頃でした。この頃になると、カフェ文化は上流階級だけでなく一般的にも広まっていきました。またこの時期になると、カフェにクッキーを添えて提供する習慣が始まりました。最初はほとんどの市民が、クッキーの貴重な材料であるバターや砂糖、アーモンドなどを手に入れる余裕がありませんでした。しかし、やがて砂糖の価格が急激に下がり始めたのです。その理由は、スウェーデンでサトウキビから砂糖を生産できるようになり、もはや高価な輸入砂糖を買う必要がなくなったからです。

第二次世界大戦が終わり、当時は手の入りにくかった砂糖や小麦粉が市民の手元に渡るようになると、より喫茶の文化が身近になり今のようなカフェ文化が広まってと言われています。

こちらがスウェーデンで人気のジンジャーブレッドクッキーのレシピです。
良かったらぜひ作ってみてください!

https://visitsweden.com/what-to-do/food-drink/recipes/swedish-gingerbread-aka-pepparkakor-recipe/

世界的なパンデミックを通して


私たちは非常に多くの困難を乗り越え同時に「人とのつながり方」やウェルネスに関しての意識改革を求められるようになりました。

皆さんは1年を通してどんな学びや経験がありましたか?
私はこの1週間自分の人生計画を見直したり、来年どんなことにフォーカスするのか整理しています。

忙しないこの時期ですが、セルフケアを忘れずに
じっくりとお気に入りの紅茶やコーヒーと共に
FIKAしながら1年の振り返りをぜひしてみてくださいね^^

Vi ses snart :)
Kram
Tomomi

<参照サイト>


またスウェーデンにお住まいの方は下のウェブサイトに
著者おすすめのカフェマップがたくさん掲載されているので
ぜひご覧になってみてください♪


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?