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「大好きなスウェーデンを広めたい」北欧アーティスト 長尾優香さん | UNPLANゲスト様インタビュー

こんにちは。UNPLANスタッフのなかちです。UNPLANは、枠にはまらない"面白い人"が集まるホステル。UNPLAN Kagurazakaにはギャラリーがあるため、イラストレーターさんが個展を開催することもあります。

UNPLANを利用してくださるゲスト様に、UNPLANの魅力やご自身の活動についてインタビューをする【UNPLANゲスト様インタビュー】を掲載中です。

・UNPLANにはどんな人がいるの?
・多様な生き方をしている人について知りたい!

という方の参考になれば幸いです。

今回のゲスト様 長尾優香さん(女性・20代)

長尾さん7

職業:会社員兼アーティスト
UNPLANの利用目的:ギャラリーで個展を開催

今回ご紹介するゲスト様は、東京都内で会社員として働きながら、långsvans(ロングスバンス)という名前でスウェーデンを表現するアーティストとして活動する長尾優香さん。

2021年5月にUNPLAN Kagurazakaのギャラリーにて、långsvans(ロングスバンス)の個展を開催いたしました。

Q.長尾さんについて教えて下さい!

Hej!(スウェーデン語で「こんにちは」)私は東京都内で会社員として働きながら、スウェーデンや北欧をテーマにしたアーティスト活動をしています。

スウェーデンを含めた【北欧】を表現したイラストをInstagramで発信したり、グッズを作ってネットショップで販売したり、楽しみながら活動中です。

私の名前「長尾」をスウェーデン語に直訳すると「ロングスバンス」になるので、långsvans(ロングスバンス)というアーティスト名で活動しています。

私は兵庫県出身で、大阪大学外国語学部でスウェーデン語を専攻していました。高校時代に2週間ほどホームステイした経験もあり、元々スウェーデンのことが好きでしたが、大学3年生のときに留学したのがきっかけでスウェーデンのことが更に好きになりました。

スウェーデンを多くの人に広めたい」という思いで、スウェーデンの文化をイラストや写真で表現させてもらってます!

-----Instagramアカウントはこちら-----

Q.アーティスト活動を始めたキッカケはなんですか?

実は、アーティスト活動を始めたのはコロナがきっかけなんです。それまではアーティスト活動をしたことがなかったんですよね。

普段は会社員として働いているんですが、2020年は在宅勤務がメインになりまして。それからは、

・通勤の時間がなくなった
・飲み会もなくなった
・休みの日に人に会っていた予定がなくなった

という風に、今まで当たり前に過ごしていた生活がガラッと変わったんです。ある日突然、自由な時間がたくさんできたんですよ。

はじめは映画を観たりしていたのですが、それでもたくさんの時間が空いてしまって、「私は何がしたいんだろう?」と自問自答することが増えたのですが、そこで「スウェーデン楽しかったな」という思いが込み上げてきたんです。

お花

そして次第に「スウェーデンの暮らしを通じて、慌ただしくすぎる日々をより快適に過ごしてもらうtipsを共有できるような活動がしたい」という思いが強くなり、イラストに繋がりました!

元々写真を撮るのが好きなのと、留学時代は雑誌の編集なんかを学んでいたというのもあって、なんかアートができたらなと。

そんな流れでイラストを描き始めたわけですが、実は私…絵をほとんど描いたことがなかったんです。はじめはiPadのお絵かきアプリで友達との写真をトレースしたり、楽しみながらやっていくうちに形になりましたね。

普段のイラストはiPadで描いていますが、今回の個展ではコピックペンを使って手描きしました!

-----ギャラリーに並ぶ長尾さんの作品たち-----

ろんぐすばんす3

Q.特に「orkar inte(オルカルインテ)」のイラストが可愛くて好きです。このイラストにまつわるエピソードを教えて下さい!

スウェーデン語には、スウェーデン語ならではのニュアンスの言葉がいくつかあるんです。日本語では一言で表せない言葉というか。

「スウェーデンにしかない言葉に焦点を当てたい」「スウェーデン語話者にしかわからない表現を選びたい」と思いイラストにしたのが「orkar inte(オルカルインテ)」なんですよね。

-----今回の個展に並んだ「orkar inte」-----

おるかるいんて

まず、「orkar inte」の言葉の意味は、「もう無理」みたいな感じです。

・orkar… 何かをするエネルギー/力があるという意味の動詞
・inte…打ち消しの言葉

といった意味で、体力的にしんどくて無理な時に使ったりします。

重いものを持ち上げられない時や、自転車で坂道を駆け上がったけど頂上まで漕ぎきれず自転車をおりる時に「orkar inte!(もう無理!)」なんて言ったりしますね。ちなみに精神的に体力がない時(面倒、だるい)にも使えます。

「fika」や「mysigt」というスウェーデン語は、日本にもやや浸透している言葉ですが…「orkar inte」は、とても身近で面白い言葉やと思ったんです。だからこそ、イラストにしようと思いました!

・fika…お茶する(関西:茶しばく)
・mysigt…居心地のいい/かわいい/リラックスした空間・・などを表す形容詞

私調べですが、スウェーデンの若者って、本当によく「orkar inte」って言うんですよ。「私だったらまだ頑張れるのに!」っていうところでも、彼らはすぐ「orkar inte」って言うんです(笑)

「もっと頑張れば良いのに」って思っていたんですが…逆に「そうか、頑張り過ぎなくて良いんやな」と思えたんです。それからは私も「orkar inte」をよく使うようになりましたね。

-----グッズも販売中です-----

Q.アートを通して1番届けたいことはなんでしょうか。

スウェーデンの生活や文化をイラストで表現することで、皆さんが生活される中でのアイディアの1つになれば良いなと思います。

人それぞれ生き方があると思うのですが、私は社会人になってから、時間の流れをめちゃくちゃ早く感じるんですよね。

長い時間働いて、その後にストレス発散を含めた飲み会をやっていると…それだけで6年が過ぎちゃったんですよ。

セムラ

ダンスなど趣味もあったはずなんですが、それをやらずに過ごしてしまって。それって、めちゃくちゃもったいないじゃないですか。

もちろんそうじゃない人も沢山いると思いますが、私がそういう環境になってしまったので…もしも今好きな事をできていない人がいたら、

・自分が夢中になれること
・好きなこと

を大切にしてほしいって思います。

好きな事を見つけるための時間や、頭を整理するためにボーッとする時間を日々の中に取り入れるのも良いんじゃないですかね。

もっと心が豊かになるような過ごし方をしても良いのかなと思っています!

-----余白のある生活を-----

Q.今後はどのような活動を考えてますか?

今回はイラストを展示させていただきましたが、これからはイラスト以外の表現方法でも、北欧やスウェーデンをもっと広めていきたいです。

カメラも好きなので、写真で表現するのも楽しそうですね。ぜひこれからいろいろとやっていきたいです!

広めた先で、誰かのアイディアや刺激になれたら良いなと思っています。

-----今回の個展ではグッズも大好評でした-----

おるかるいんて2

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Q.最後に、UNPLANギャラリーを利用してみての感想を教えてください!

UNPLAN Kagurazakaは綺麗でおしゃれなので「個展をしているのでぜひ来てください!」と、自信を持っていろんな人に声を掛けられました!

特に、天井から吊るされているライトがとても可愛くて好きです。

-----UNPLAN Kagurazakaのライト-----

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UNPLAN Kagurazakaの従業員の方も展示を見てくださり、とても嬉しかったですね。

それに、UNPLANの1階にあるカフェ「Gather by UNPLAN」に来たお客様で偶然足を止めてくれる方もいて…新しい出会いに繋がりやすいと感じました!

今回の個展開催中に、ノルウェーの方とも知り合えたんです。ノルウェーとスウェーデンは隣国なのもあって、感覚が似ているんですよね。

私のイラストを見てくださって「こういうのあるよね」「ノルウェー語だとこう表現するんだよ」っていう会話ができたり、とても楽しかったです!

-----UNPLAN Kagurazakaについてはこちら-----

長尾さん、ありがとうございました!

長尾さん8

「やりたいことがあるなら、いくらでも突き進んでいけるはず」と、とてもエネルギッシュな長尾さん。UNPLANはアーティスト活動をする方のステップの1つになれたら幸いです。

今回はUNPLAN Kagurazakaのギャラリーをご利用いただき、ありがとうございました!スウェーデンの雰囲気が漂う、とても素敵な空間になりました。UNPLANは、自分で動き出して頑張る人を応援します。

-----ギャラリーについてはこちら-----

-----お問い合わせはお気軽にどうぞ-----










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