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東京新聞が放った神宮外苑再開発に至った経緯記事リスト

noteに神宮外苑再開発の記事まとめができなかった間に、東京新聞がコトの経緯を8回に渡る特集にがっつりまとめてくれました。これを読めば、何が問題なのかがガツンとわかります。東京新聞は無料で公開しています。

「解かれた封印 外苑再開発の真相」

このページに、特集の全記事へのリンクが貼ってあります。これを読むと、新しい神宮球場がなぜあんなおまけのような設計になったのかがよくわかります。「やっぱりなぁ」という気持ちです。それだけでなく、日比谷公園や葛西臨海公園など、都内のあちこちの公園で、樹木がばっさり、あっさり伐採され、反対運動が起きている背景を読み解くこともできます。

しかし、絶賛、炎上中の安倍派の裏金問題といい、森嘉朗氏は表に出てきて、何らかの会見をすべきなのではないでしょうかね。

こちらは、神宮外苑再開発について、これまでの記事をまとめたページ。よくある質問への回答、情報やご意見の窓口リンクもあります。


以下は「解かれた封印 外苑再開発の真相」全8回の各記事へのリンクです。

◆プロローグ 【独自】明治神宮外苑に「幻」の再開発構想があった そこに貫かれた考え方と現計画を比べてみると…

◆第1回 規制ガチガチだった神宮外苑、1人のコンサルが吹聴した「将来像」が「開発利権」に火を付けた

◆第2回 東京五輪の招致失敗、そこから「復活」した外苑再開発 唐突な東京都の方針転換と森喜朗元首相の説得

◆第3回 15分の密談後、森喜朗氏は外苑再開発案に「すばらしい」と声を上げた…東京都幹部、水面下の交渉内容

◆第4回 緑あふれる神宮外苑に巨大ビルを建てるため…国立競技場の建て替え騒動の裏で着々と打たれた「布石」

◆第5回 東京五輪の招致成功に沸く中で生まれた「公園」新制度 「できないはず」だった外苑再開発の道を開いた

◆第6回 「外苑に超高層ビル」都議も周辺住民も、知らないうちに決まっていた 「どこがスポーツの聖地」?

◆第7回 外苑に広がる緑が開発の犠牲に…ある研究者の告発が流れを変えた そして坂本龍一もサザンも「待った」


誰のための再開発なのか、ということですよね。推進派は、反対派が問題視する一部分に焦点を当て、「問題はない」という論を展開しますが、表面に出ている事実だけを個人的に追ったとしても、縦軸、横軸でつなげれば、東京新聞の記事通りの推論に至るのです。

問題を矮小化するのは、市民に都合の悪いコトを隠して進めようとする権力側がよく用いる手です。こういうスポーツウォッシュや祝祭ビジネスの裏側が明らかになってくると、大阪万博も開発推進が考える本当の狙いは、ろくでもないんだろうなぁと思ってしまいます。

仕事に関するもの、仕事に関係ないものあれこれ思いついたことを書いています。フリーランスとして働く厳しさが増すなかでの悩みも。毎日の積み重ねと言うけれど、積み重ねより継続することの大切さとすぐに忘れる自分のポンコツっぷりを痛感する日々です。