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「お金」ってもらうものだと思ってない?

どうも、ファイナンシャルプランナーのshushuです。

今回は、ちょっと違う観点から「お金」を見ていきたいと思います。

大学時代、私はベンチャー企業でインターンをしていました。
今よりもインターンは一般的じゃなかったので、意識高い系、と揶揄されそうですが、ただ好奇心の赴くままにいろんなことしてみたかった、そんな理由です。

経営者との出会い

そこではじめて、「経営者」という人種と密に話す機会が多くなりました。

家は公務員家庭でしたから、経営者とはある意味で対極でした。

ここで、自分の見えている世界との違いを知ることになります。

・「安定」って大企業に所属することを指すの?自分が稼ぐ力つけた方が「安定」じゃないか
・固定給とは何か?それは何のお金か
・給料をもらう側、ではなく払う側の気持ち
・常識とされている世の中のルールがなぜ決まっているのか
・「自由」と「責任」が表裏一体であること

また、「仕事で遊ぶ」をモットーに、毎日遊ぶように仕事して年収は数千万稼いでいました。周りの他の経営者の方々も同じでした。

大企業に勤めて40歳くらいで年収1000万円くらい、がその時の経済的な成功のイメージだったので、衝撃でした。

しかも大変そうにしている様子もなく(実際は苦労を見せないようにしていたのだと思いますが)、毎日自由で楽しそうでした。

必然的に、お金を手に入れることはその他のことを犠牲にした結果ではなく、何か別の世界がある。そんなことを感じました。

大企業に勤めて定年まで働くのが安定。出世すればお金を稼げる。
そんな自分の両親の教えと、上記に書いた社長の教え。
社会の見方が大きく違うと思いながらも、まだ社会人経験もない自分は当時うまく噛み砕けませんでした。ただ、鮮明に記憶に刻まれる経験でした。

富裕層との出会い

新卒で入った銀行では、資産10億以上お持ちの方を担当させて頂くこともありました。

・誰もが知る有名企業の会長
・地代収入が毎年1億円入る大地主
・今では当たり前の”商品”を日本ではじめて作った会社の社長
・株式の配当や値上がり益だけで生活しているトレーダー

また、同僚や先輩後輩もお金持ちが多く、
親族が基本的に有名人という、謎の職場に放り込まれました。

別荘は持っているのが当たり前だし、ググれば親族が出てくるのが当たり前です。

親族内で◯◯家のパーティを毎年ホテルで開催するのが恒例という、謎の慣習の存在もはじめて知りました。

自分の地元では、中卒でミュージシャンをしていたり、ヤクザの息子とかもいる世界でしたから、生まれの違いが人生に及ぼす影響の大きさを知りました。

職場もお客様もお金持ちしかいないという特異な毎日を送りながら、お金を持っている人にはある共通点があることがわかりました。

お金持ちの共通点

それは、「大きなマーケットで自分以外の何かを動かしていること」です。

資本主義の考え方からすれば当たり前のことなんですが、当時それを体感できたことは面白い経験でした。

「お金はもらうもの」という感覚を無意識に会社員は持っていますが、

経営者は、「お金は作るもの」という感覚を持っています。

そして、自分が働くのではなく、不動産や商品、従業員やお金など、自分以外の何かを必ず動かし、そして必ずそこに大きな需要があります。

職場の人の親族やお客様の属性、大学時代の社長の考え方などを振り返ってみると、そういった共通点がありました。

皆さんは、自分以外の何かを動かしていますか?


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