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見えない間違い探しで小学生が考えるモノの価値とは?

 お金はどこから来て、どこへ行くのか想像する力を育むフィナンシェの会では、初となるオンライン夏休みイベントを2日にわたって開催しました。2日ともテーマはSDGs×お金。イベントの様子を皆さまとシェアしたいと思います!

■ 何を買うか?の基準は値段の安さだけじゃない

 今回参加してくださったお子さんは、小学生19人!! 1日目のプログラムも参加してくだった方も多くいらっしゃいました。本当にありがたいです・・・!平日の朝から集まっていただき、期待に応えられるか内心ドキドキしながら進めていました。

2日目のテーマの狙いと、期待する親からの声掛け

 フィナンシェの会が目指したいのは、「意志あるお金の使い方」ができる子どもを増やすこと。普段使うお金でも、何に使うかによって世界が変わることを伝えたいと思い、子どもたちが考えるシーンをたくさん用意しました。

スマートフォンのアプリで、2つの洋服の「見えない違い」をたくさん探していきます。

 どのご家庭でもカメラをオンにしていただいたので、「うーん、難しいなぁ」という表情や、「もう決めた!」「どういうこと?」などの体の動きを見ることができ、こちら側も不安になったり、楽しんだりしながら、無事2日間のプログラムを終えることができました。
(Zoomの設定の問題で、大きな声で呪文を唱えてくれた子の一部の声が届かなくてすみませんでした!)

■ 企業の方にもぜひ知ってほしい、子どもたちのさまざまな声

 初日と同様、小学生の参加者に取り組んでもらったワークをLINEのオープンチャットで共有してもらいました。見えない違いに対して、それぞれどっちを選ぶのか?それはなぜ?という少し難しい内容でしたが、みんなが自分なりの答えを見つけてくれ、その解答で私自身が学びになった部分がとても多かったです。

人権問題やブラック企業という言葉を知っている子もいて、驚きでした。
どちらか決められなくて、その他を選んだ子も多くいました。
どんな環境・社会課題もクリアしている完璧な洋服が増えてほしい…!!

 共有していただいた方の回答をまとめると、それぞれの観点からどちらが良いか? を決められたものの、最終的には左の洋服でも右の洋服でもなく、その他を選びたい!という声も多くあがりました。ぜひアパレルメーカーの方にはこういった子どもの声も気にしながら、ぜひ商品開発をしていただきたいものです。

それぞれの観点に対して、どちらを選びたいか考えてもらいました。
今回見つけた様々な違いのうち、どれを一番重視したいか?を聞くと、値段と未来が一番人気に。

■ 参加してくださった方の声

参加いただいた方からは、こんな声を頂戴しました(口頭でいただいたものなど、少し短く編集しています)。お忙しいところ参加して下さり、本当にありがとうございました!!

・洋服の材料について、学校でやっていたようなので楽しんで取り組んでいました(小学3年生のご家庭)
・一番良かったのは、正解ではなく価値観を認めるという点です。〇か×ではなく、良い面・悪い面があり、選択するうえで何が基準になるのか? という判断基準を考えられたと思います。親としても成長を感じられる、たとえば短時間でも子どもが「こんな風に考えているんだな」という面を見る事ができました。「これが良い」と取捨選択を、小さいころから考えたり文字にしたりして練習するきっかけになったと思います。(小学2年生のご家庭)
・ちょうど夏休みの自由研究で、プラスチックのリサイクルをしているブランドをリサーチしていて、いくつかのショップに行ってきたばかりでした。今日のトピックは、「調べた内容だ!」と嬉しそうでした。子どもの関心をひく工夫が色々とされていて、今後お買い物をする際などに少しずつ深掘りしていける内容だと感じました(小学1年生、2年生のご家庭)

1日目の様子はこちらからご覧いただけます!

■ フォロー&お問い合わせ、お待ちしています

 フィナンシェの会では、今後もお子様向けにお金とSDGsを学べるオンラインイベントを開催する予定です。noteやインスタグラムで情報発信をしていますので、ぜひフォローください! 企業の方からのご連絡もお待ちしております。

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イベントレポ

たくさんの家庭や子どもたちに届けるため、可愛いイラストを使ったお金の紙芝居、海外事例の翻訳など、さまざまなコンテンツを作っていきたいと考えています!