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【いつの間にかやってしまってる?】子どもにやってはいけない金融教育!

 学校での金融教育も本格化し、今後はますます子どもたちがお金について考えるタイミングが増え、家庭内でもお金について話題になることが多くなっていくことでしょう。(そうであってほしい…)

 これまでのように家庭内で「お金=触れてはいけないもの」という認識は改めなくてはいけません。というより改めざるを得ないでしょう。

 そこで、今回は元証券マンで現在二児の父でもある私が考える『子どもにやってはいけないお金の教育』について書いていこうと思います!

子どもが買ったものに口出ししてしまう

 子どもに金銭感覚を身につけさせるためには、子ども自身に考えてお金を使わせることが大切だと考えます。自分で優先順位を決めて、本物のお金と欲しいものを交換する、そして手元に欲しかったものがくるという体験は、子どもにとってはとても大きな経験です。

 そして、金銭感覚を養うためには、多少の失敗はつきものです。失敗を繰り返していくうちに、子どもは少しずつ学習し、上手にお金が使えるようになっていきます。むしろ、子どもが自分自身で考えて決めて買ったものですから、親からしてみれば失敗に見えても、子どもからすれば何も不満はないかもしれません。(もちろん、やっぱりあっちが良かったと後悔することもあるでしょうけども…)

 そのため親子で決めたルールを守っていれば「もう、おこづかい全部使っちゃたの?」とか、「500円も出して、こんなの買ったの?なんだかもったいない!」など、使い道に対していちいち口出しするのはやめた方がいいでしょうね。

子どものお小遣いをほったらかし

 前述の通り、余計な口出しは控えたほうがいいと思うのですが、おこづかい帳をつけさせたりして何を買い、残りがいくらあるのかを本人達に認識させてそれを親が確認することは必要だと思います!とくに残金があっているかは、子どもと一緒に確認してください。おこづかい帳は子どもがつけやすければ、ノートでもアプリでも構いません。小さな子どもには難しいかと思いますが、お財布を持たせて一緒に中身を数えてみるなど、管理することを学ばせることは大切です。(我が家もまだ子どもが幼児のため、おこづかい帳はありませんが、一緒にお財布にいくらあるのかを確認しています。)

 また、自分自身でお金を管理する一環として、お年玉も子どもに管理させることも効果的でしょう。子どものお金の教育には、ある程度の金額を計画立てて使う経験も必要です。そのためお年玉を親が全額預かってしまうのは考えものです。お年玉からいくらか子どもに渡して、「〇円以上使うときは、必ず相談してね」などルールを決めて、子ども自身でお金を管理する経験を積んでいきましょう。

 普段はお菓子や文房具を買うために数十円〜数百円単位しか使っていなくても、お年玉となれば桁が変わり、普段は持てない額のお金が手元にくることになります。この「普段は手に入らない高いお金」が自分の手元に実際にきたときの感情を体感して、感覚を味わい、コントロールできるようにすることも重要です。

今後は家庭ごとに差が出てくる!

 どれだけ学校でお金について学んでも、家庭で一切お金について話をしない家庭があるのは事実です。もちろん、その家庭ごとに教育方針があると思いますので、そこに関しては私も何も言えません。

 ですが、今後は家庭内でお金について話している家庭とそうではない家庭では差が出てくるでしょうし、子どもの意識にも差が出てくるでしょう。

 小学校に入れば自由度が上がる分、友達からお金を借りたり、こっそりと友達のお金を奪ってしまうなんて子も出てくるかもしれません。

 親の収入に差はあっても、お金へのモラルは子ども達には平等に身につかせたいものです。

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