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就活迷宮に陥りし大学最後の5月

「もう、就活やめたいな」。1週間前にとある第一志望の地方紙からお祈りメールが届いた時、ため息混じりにボソッと言葉が出た。

 大学3年の3月に始めたメディア就活は大詰めを迎えようとしている。気が付けば早期選考が終わり、全国紙の選考が終わり、そして今地方紙の選考も終わろうとしている。

 目標としていた第一志望の全国紙と地方紙は両方とも落ちてしまった。あとは自分がやりたいことは何だろうと思いながら淡々と他社の作文試験や面接練習、ESを書いている。

 思えば今年1月にとある新聞社から早期選考で記者職の内々定を貰ってからというもの、その安心感のぬるま湯に浸かってきた節がある。意識的なものではないが、絶対絶命感がない。

 結果、受ける会社の数も必然的に行きたい業界の行きたい会社のなりたい業種に絞り込んでしまい、落ちた時の「持ち駒」が減ってしまうジリ貧に陥っている。

 おごれる人も久しからず。自分の「やりたい想い」が強すぎて企業側と円滑なコミュニケーションができていないことが原因で、志望2社の面接はうまくいかなかったと反省する。

 しかし同時に学んだこともある。要するに自分が「こうしたい」「ああしたい」という想いを企業にぶつけるだけでは、企業が私という人材を欲しがらないのだと気づけたことだ。

 まだまだ就活は続く、この失敗から得た気付きを次に活かして前に進む。ポジティブに考えて今自分に必要なことを考えながら記者になるために尽力したいと思う。

 

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