日記11月15日

今日もはよから良うござんした。気持ちよく寝れました。今日は元京都新聞記者の方に作文添削して貰い、就活相談とジャーナリズム論を聞く3回目の日だ。

午前中は課題作文を書き、新聞を少し読んだ。そして布団に籠もった。司馬遼太郎さんの梟の城はまだまだ終わりが見えない。

14:00いつも通り先生が青い車高の低いトヨタ車で颯爽と迎えにくる。車では早速就活の話になり、長年の人事経験からの話を聞いた。

研究所はマンションの一部屋。ドアを開けると少し特徴的なバニラの様なタバコの臭いがする。私は途中のコンビニで買ってもらった温かいココアを手元にソファに腰を落ち着ける。

先生は関西らしくからしを付けた肉まんを喰らいながら、デスクに座りこちらを見て世間話をしていた。肉まんを食べ終えると一息ついて煙管に火を入れている。

今ではなかなか見ない刑事ドラマの光景。「昔はな〜」という題目通りの話を聞きながら、腰を折らないようにソッと作文を見てもらう。

昭和な講話と未経験な経験

「結論が社説みたいで君らしくない」。正確には少し違うが、大体同じ様なことを言われた。作文に対する目はかなり鋭い。アドバイスごもっともと次々と言われたことを作文の欄外に書き込むのだ。

作文が終わると新聞社の歴史やジャーナリズムについて個別に講義してくれる。これがまた面白い。少し眠気と闘いながらも好奇心で話を聞く。毎回パワーポイントを作ってくれるのだ。

机の上にあったフィナンシェにかぶり付きながら、経験談を聞くのが面白い。少し昭和の価値観が強いアナログスティックな仕事への姿勢や自慢話も何も知らない私にとっては全てが新鮮だ。

今日は何故か褒めてくれた。僕が自分の経験と論題とをしっかり結び付けられる様になってきた。というのである。嬉しいが僕がほぼ毎日練習しているのを先生は知らない。

23日に会うときにはもっと文章の腕が上がっているだろう。

さて、今日は一日がゆったりとしていた。これくらいが丁度いい。新聞を読み切って眠りにつくとする。Das gibt nur einmal ただ一度だけ。

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