【第5回】小説を創る 「イベントプロット」
1 ユリエちゃん「事件」
百合が、小学校に入学した時、「星野ユリエ」さん、と呼ばれて、反応しなかった出来事。
てっきり、自分は「星野百合」と思っていたからだ。
返事がないことを先生に咎められ、百合が泣き出した「事件」。
2 カレークエスト
少女が、初めてカレーライスをパパとつくるストーリー。
タマネギ、大好き
3 初めての猫
少女が、日蝕を見終わった時、傍に初めて見る猫がいた事件。
なんでうちに猫がいるの?
飼ってませんけど。
なんでうちにキャットフードがあるの?
猫、飼ってませんけど。
なんで猫用トイレがあるの?
飼ってませんけど……。
でも、これ全部、私が買ってきたんだよね。
どういうこと?
なに、この部屋?
こんな部屋あったっけ?
ないよ、ないよ。
机に本棚に椅子、それと卓上に並ぶ品々……。
でも、これ全部、私が買ったんだよね……。
それは覚えてる。
……この部屋。
ひょっとして、誰かが使っていたの?
4 謎の部屋
百合の自宅にある、使われていない部屋。
片付けて不要な物を処分することに、ふと本棚のタイトルを眺めていると、「超解説『見出しの付け方』」、「類語辞典」、「ネーミング辞典」など専門書に混じって、童話が一冊出てきた。
赤ずきんちゃん、であった。
5 授業参観
少女が猫パパの参観を諦めていた時、パパがひょっこりやってくる話。
6 遊園地くえすと
パパが猫になってしまったため、ご褒美の楽しみにしていた遊園地に行けなくなった話。
月読神社とバーター 伝承と読み聞かせ パパが人間だった頃、御伽話。
7 高校入学式
登場人物紹介。
8 月読神社
初めての月読神社。
月の猫の伝承
9 猫パパと過ごす、最後の日
始まる日蝕、
薄暗くなる
君はパパの血を受け継いでいるからきっと見える。
10 餌やり機
江ノ島にてに加える
11 日記をつけるようにパパに言われる話
本を書く仕事がしたい。ユリエちゃん事件に合わせる。
12 パパが猫になった日
オープニング
旦那が猫になった。
どういうこと?
◯◯に相談しよう
「なによ、改まって」
「驚かないでね。うちの旦那が、その…」
「あの、ライターの?」
「そう。その夫がね、猫になったの」
「はあ?」
「だから、昨日、家に帰ったら、猫が旦那の声で喋ってたの」
「なに、その漫画みたいな展開」
「ね、今日、空いてる?」
「うん、まぁ」
「うちに来てよ」
「……わかった」
13 怒っているパパの話
こっそり覗く
14 江ノ島にて
あの日、猫がやって来た日のこと。
戸惑った。
餌やり機がある
15 最後のくえすと
Aパート と Bパート を交互に。
Aパート
◯幼少期
1 高校
2 放課後
3 自宅
入学式 回想
椅子に座るのが怖い
4 自宅 夕食
母娘会話「あの部屋どうする?」
部屋入り 絵本発見
5 学校
絵本 と 神社
6 月読神社
月渡りの儀を知る
7 キャンプ
カレー作る
*以降、記事を改めずに、本記事を順次、更新予定。
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