彼と別れてから、他の男性と何もなかったわけではない。
無理やり人を紹介されたり、アプリを使って何人もと会った。
先輩に１ヶ月のノルマ10人を課されて、目標をクリアしたこともある。
もともと、恋愛体質ではなく、男性と話す機会も少ない学生時代を過ごしてきた私は、疲れてもう壊れそうだった。

そんな中でも、仲良くなれそう。あるいは、まあ一緒にいれば好きになるのかなあ？と思った人は数人いる。
彼らとの顛末を記す。

まず、一人目。身長１８２センチのイケメン年上公務員。
町田啓太くんを少し薄くした感じ。
なぜ、こんなにイケメンなのに、彼女いないんだろう？と思っていた。
すぐに分かった。目が合わない。そして無言。
全然喋らない。仕事普通にできてる？と思うほど。
でも、この無口さが傷心の私には少し居心地が良かった。
職場が近いこともあり、仕事終わりに何度もご飯に行った。
まあ、私が勝手に喋っているだけで楽だし。聞き上手だし。
こんなのもいいのかなー？と思っていた。
イケメンだし。私、イケメンとも高身長とも付き合ったことないし。。。
と思っていたら、彼が地方に転勤することが決まった。
そのままフェードアウトした。

次、二人目。
年下の営業マンの男の子。私と業種が似てることもあって盛り上がるのは楽だった。
そして、なぜか、私のことをすぐに好きになってくれた。
別に好きではなかったけれど、こんなに好き好き言ってくれるのなら、、、
と思っていたら、営業成績1位を取った彼の栄転が決まった。
転勤先に１度呼ばれて遊びに行ったけれどそれっきり。
そのままフェードアウトした。

次、3人目。
年下の営業マンの男の子。顔は覚えていない。
優しくて穏やかで読書家。無言も苦ではなかった。映画の趣味もサウナが好きなことも一緒。ジブリの画集が愛読書な人だった。
まあ、穏やかな方がいいよね。。。
と思っていたら、人が足りなくなったという理由で急遽、季節外れの転勤をして行った。穏やかすぎてLINEが続かなかった。
そのままフェードアウトした。

次、4人目
年上の会社員。海外から帰国したばかりだから、仲良くしてほしいと紹介された。
彼は、本業の他に、不動産の仕事もしていて、東京に幾つも土地を持っているらしい。一生遊べるお金はあるけれど、仕事が好きだからという理由で、全て慈善団体に寄付しているらしい。
そんな人がこの世にいるのか？？？と思ったけれど、どうやら真実だった。
私にもう少し図太さがあれば、私に寄付してください。と言えるのに。
この人は、予定を立てると絶対に、そして絶対に直前に偶然に、大雪や暴風。飛行機遅延や、仕事のトラブルなどが、重なる。
予定を何度も立てたけれど、実際に会えたのは数回。まだ彼のことを何も知らない。もう出会って半年ほどなのに。
これから先の予定も調整中だが立たなそうだ。

アプリはすぐに辞めてしまったので、
・紹介した4人目の方。
・多分、私のことが好きな友人が1人。
（楽しいけれど友達以上は厳しい。私の本能的に）
・私がずっと無視してもめげずに連絡を送り続けてくる医大生。
（面倒くさくなってしまった。）

この3人が私の今を取り巻く恋愛関係だ。

まあ、いいんだ。
元彼が好きなんだし、正直に生きよう！
もう自分で、自分を苦しめるように男性を探すのは辞めていた。

そうすると最近。
合コン話が２件も舞い込んできた。
嫌だな、、、。と思ったけれど、
何しても元彼の方が好きなんだし！揺らがないし！友達を作りに行こう！
せっかく覚えた麻雀を一緒にできる人を探そう！
勉強を教えてくれる人を探そう！

と合コンにYESを出した。
前向きなマインドでいいじゃん！私！とさえ思っていた。

すると、昨日に一件。今日に一件。
合コンがキャンセルになった。

ここまでくるとやっぱり、何かあるのかも。。。と思った。
そんな転勤が３度も続く？
転勤の時期でもないのに。。。
合コンも全員で日程を合わせて、決めたのに。。

以前に書いたけれど、私の次の恋愛は「彼のせいで不可能だ」と言われた占いの結果はもしかして当たっているのかも知れない。

呪いなのかな。彼の。
彼が邪魔してるのかな。
信じたいな。まだ掌の中に私のハートを握ってるの？

今日一日中、頭の中に流れていた歌。
聞いたわけでもないのに、フレーズが頭から離れなかった。

おい、元彼！
こんな風になんて、絶対思わせてやんないんだからな！