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競馬

昨日、競馬好きの友人に京都競馬場に連れて行ってもらった。改装したのもあって、イメージとは真逆のきれいさだった。新築の私立大学くらいのきれいさだった。高齢の方だけでなく、大学生や女性も多く、カップルで来られている人もいた。一番驚いたのは、子どもと一緒に来ていた家族が多かったことだ。子どもが遊べる小さな公園みたいなものもつくられていて、乗馬スペースもあった。偏見で、汚い場所で薄暗い雰囲気の中、なけなしのお金をはたいて賭けているイメージがあったが、楽しい雰囲気の中ほどほどに楽しめる感じであることが感じられて、とても勉強になった。

賭け事はなにかと風当たりが強いが、自分が出せる範囲で楽しんでいるのであれば、他の趣味と変わらない。僕の好きなスキーでも、用具だけで数万円使うことになるし、スキー場でもリフト券で数千円必要になる。旅行でも、一回一万円単位で飛んでいく。ただ、こうした趣味と賭け事が違うのは、人間の心理をうまく使っているところだろう。ポイントカードのように、定期的なゴールが定められていたら、それを目標に買い物をたくさんしようとする。この場合も、報酬を求める心理がかかわっているが、賭け事だと、いつ報酬が出るかわからないどころか、報酬が出るかどうかも分からない。それでも、とんでもない報酬が得られる可能性もある。この場合が、最ものめりこんでしまうといわれており、賭け事が忌避されることがあるのはこういう性質によるのだろう。まあ当たり前のことか。

すごさが競馬に詳しくない僕にはわからないが、昨日たまたま菊花賞を目の当たりにできていい経験になった。

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