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「ガンプラ」の魅力!!

こんにちは。現役マーケターのMinatoです。
お盆休みということで、リフレッシュ兼ねて「ガンダムの聖地」お台場へ。『THE GUNDAM BASE東京』に行ってきました。
念願のガンプラも買えて満足なお休みでした。

ガンダムも最高ですが、いつも感心するのがBANDAI(バンダイ)さんのマーケティング力。
※BANDAIは、「夢・クリエイション~楽しい時を創る企業」をコンセプトに、ガンプラの製造から販売を行っている企業になります。

ダイバーシティ東京「ユニコーンガンダム」

マーケティングに興味ある人は、BANDAIのビジネスモデルを拝見してみて下さい。マーケティング戦略の勉強になります。

今日は、ガンプラのこの”視点”がすごいってポイントを発信していきます。

■視点ポイント。「ガンプラ」の魅力。

ガンプラとは、「ガンダムのプラモデル」の略称になります。
ガンプラは発売から、40年を超える素晴らしい歴史を歩んでいます。
因みに、自分もプラモ歴30年になります。

そんなガンプラの魅力とは、ズバリ「自分で創る」ことです。
最近では、プラモデルは「自由」とあります。
自分で組み立てることで、オリジナルティを楽しめます。
同じ物を作っているのに、作る人で出来上がりが変わるところは魅力的です。

そして、この「作る過程」が何よりも面白く、素晴らしいビジネスモデルです。
ガンプラはこの「作る過程」を楽しむことが、今でも幅広い層に愛されているわけです。
この40年間での技術の進化は、本当感動します。

リアルさを追求したプロモーション、腕・膝の関節の動き、変形などなどギミックが常に進化しています。

この「作るを前提」であることが、お手頃で購入できます。
コストパフォーマンスがいいわけです。
「このクオリティで、この価格!」と感動します。

新作アニメ「水星の魔女」のHGガンダムエアリアルは、最新技術が組み込まれていて、1,430円(税込)と驚きました。

HG 1/144 ガンダムエアリアル|バンダイ ホビーサイト (bandai-hobby.net)

バンダイボビーサイト

■お客様に作ってもらうビジネスモデル

商品の販売価格の決め方には、原価率や利益率、競合、市場と比較して決められます。
その中には、商品を組み立てる費用も含まれるわけです。

家具などで例えるとわかりやすいかも。
家具の価格は、この組み立てる費用が高いと言われます。
世界最大の家具量販店「IKEA」は、この費用をお客様が負担することで低価格で商品を提供しています。

家具づくりになると大変だと感じますが、ガンプラはそこに価値が生まれます。
作る過程に感動を得て、完成した時には達成感と喜びを得ます。

アニメに出てくる機体を観て、あのガンダムが欲しいのではなく、「あのガンダムを作りたい」となります。

■趣味からマーケティングを勉強

普段マーケティングを意識して過ごすことで、自分が好きなことや趣味さえもマーケティング視点で見ることができます。
必ず売る側は、マーケティングを買う側に仕掛けています。

この売る側”視点”でいることで、自分の趣味が深堀できるのは面白いです。
どんな「価値」をファン(買う側)に届けているのか?

ガンプラは、「夢」と「クリエイション」をガンプラという商品を通して、自分達ファンに届けているわけです。
※クリエイションとは、新しい物事を創造するという意味になります。
単純にモノ作りではなく、自分なりの新しいものや独自のものを考え、創り出そうとすることになります。

最近では、子どもの発達教育になると推奨されています。子どもがいるご家庭は、一緒にプラモデルを作ってみてはいかがでしょうか。

自分の子どもは現在5歳になります。3歳ごろから一緒に作り、今では「1/100 MG(マスターグレード)」を1人で作れてしまうまで、経験値を上げました。
15歳以上対処のプラモデルです。
集中力が磨けるのは貴重でし、親子で一緒に組み立てて、目的を達成する喜びは感動ものです。

自分も小さい頃、父親と作り、現在は子供と一緒に作れる喜びがあります。
3世代で楽しめる「ガンプラ」には「夢」があります。

■マーケターは、ガンダム好きが多い。


ガンダムでわかる現代ビジネス

マーケティングを仕事にしている人で、ガンダム好きが多いというのは有名な話。

「ビジネスのヒントは宇宙世紀にあり!」をスローガンに活動しているマーケターユニット、「Gundam Meet Business(ガンダム ミーツ ビジネス)」

ガンダムでわかる現代ビジネス

「ガンダムでわかる現代ビジネス」
ガンダム通して、ビジネスやマーケティングが学べます。
もともとマーケティングというワードは、戦争用語からきています。

因みに、ガンダムはロボットアニメと捉えられますが、「戦争」をテーマにしています。
少年が戦争に巻き込まれながら、「ガンダム」という機動兵器に乗り、葛藤し成長していく姿が描かれています。※簡単な説明でごめんなさい。

作中で、作戦を実行する為の戦略作り、戦術を駆使した戦闘シーンなの
マーケティングの視点でみるとまた、面白さがあります。

■マーケティングの真髄「価値(ベネフィット)」とは

本書の第6章「ブランドの理解に不可欠な機能とベネフィット」の中で、
モビルスーツで例えた、「機能」と「価値」の説明箇所があります。
※作中には、ガンダムやザクというロボットが出てきます。そのロボットなどを「モビルスーツ」と呼んでいます。

この章の中で「シャア専用ザク」ブランドの「機能」と「ベネフィット(価値)があります。
その”視点”はファンからすると最高でした。

ガンダムでわかる現代ビジネス P42「シャア専用ザク」ブランドの「機能」と「ベネフィット」
ガンダムでわかる現代ビジネス P44「シャア専用ザク」ブランドの「機能」と「ベネフィット」

”製品のデザインや機能を通して、消費者や顧客にどのようないいことが起きるのか、つまりベネフィットは何か、を考えてみることをおすすめします”

ガンダムでわかる現代ビジネス

自分達マーケターは、「どんなお客様に、どのようないいことを届けられるか」が仕事になります。

ここが一番頭を悩ませますけど、閃いたときのワクワク感はたまりません。

忘れてはいけないのは、届けるお客様の目線になること。
どんな課題や悩みをもっているか?その本質、”インサイト”をしっかり捉えることが大事です。

■ガンプラが届けてくれたいいことは(価値)「幸福感」でした。

子どもが生まれて、何か一緒に遊べることはないかなって考えた時に、
「ガンプラ」でした。

子どもと一緒の目線になり、会話しながら組み立てる。
そんな作る時間は、幸せを与えてくれます。

将来の夢は、孫と一緒にガンプラを作る。
そんな日が来ることを祈って、お盆明けも頑張ります。







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