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#番外編 例の自殺幇助罪の話 向精神薬のオーバードーズ

お久しぶりです。なっぽっぽっです。

書く時間がないは言い訳ですが、なかなか更新できませんでした(´°̥̥̥ω°̥̥̥`)

ですが、最近気になるニュースを見つけたので、それについて書きたいと思います。

この記事を試合の夜に書こうと思ってリツイートしたら、ホテル同室の子に「ビール飲んだ
ツイートの後にリツイートするから情動不安定すぎて笑った。」と爆笑されました笑
落ち着いた今、伝えたいことを書いていきたいと思います。

さて、今芸能界で話題となっているこの記事。

なんとも悲しいニュースですね。
人の死を助けるって。どんな気持ちだったのだろうか。

さて、この記事のタイトルにある溶けると青色になる薬はとっても有名で、『サイレース』と言われております。
ジェネリック医薬品の名前だと『フルニトラゼパム』です。


これを見て「水を注ぐと青色になるって!?」って思われた方も多いと思います。

精神科で働いているとよく知られている事実です。

「飲むと舌が真っ青になる。なんだか悪いものでも食べたんじゃないか!?」と思う方が多くいらっしゃいます。
ほんとに真っ青になります。かき氷のブルーハワイみたいな色ですね。

ブルーハワイ味

『サイレース』はベンゾジアゼピン系のお薬で比較的長く効く古くからあるお薬です。
最近だと内服されている方を見掛けることは少なくなりました。
それがないと眠れなくなる確率が高いからですね。

「睡眠薬は依存しやすい」とよく言われますが、それはあっても間違ってもいません。
ベンゾジアゼピン系のお薬はやめると反跳性不眠という副作用が出やすくなります。
副作用で眠りにくくなってしまいます。

今はもっと副作用も軽く、作用もマイルドな薬が開発されています。
それを飲まれている方が多いです。

さて、このお薬を使った自殺幇助罪に関して。
私はとても疑問に思っています。


その理由は

「向精神薬は100錠飲んでも死なない。」


からです。


病棟にいたころ、数々の過量服薬をした患者様を看てきました。

処方された向精神薬を200錠ぐらいは普通にいましたね。
でも、だいたい3日後ぐらいには意識戻ってました。
呼吸管理して、胃洗浄して、大量輸液して、あとは閉鎖病棟で治療。これがよくある経過でした。
回復するまでが身体がだるくてほんとに辛そうでした。
一方で200錠飲むエネルギーがほんとに凄いと思っていました。

また、向精神薬は元来こういった目的に使われることを想定してるので、もともとよっぽどの事がない限り死なないように出来ています。

水に溶かしたと書かれている時点で溶かす錠数には限度がありますし、仮に大量に溶かしたとしてもその量の水を高齢の母親が飲むというのも現実味がありません。

以上の理由から、なんだか矛盾を感じます。
モヤッとボール投げつけたい😶💭

みなさまはどう考えますか?

真実はどこにあるのか今後も続報が気になるところです。


最後に伝えたいこと。

向精神薬を大量に飲んだとしても死ぬことはできません。
バカ高い入院費用と感じたことがない苦痛を体感することになるでしょう。
自殺の医療費は保険適用になることが少ないです。

まったくもっておすすめできません。

死にたいと思うことは仕方ないと思いますが、本当に行動に移すことはとても悲しいことです。
現実的に自殺を0にすることは非常に難しい。

ただ、一つ申したいことがあります。
死後の世界にはなにがあるのでしょうか。
貴方の人生の幸福について今一度考えて頂きたいと思います。


でも、そんな理論で解決できない感情や思いがありますよね。
それが自殺する人の心境ですよね。わかってます。
それでも伝えたかった。

暗い話となりましたが、本日のお話は以上です!

本日もお読み頂きありがとうございました( ´. .)"

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