私がなぜ少年団を離れ、スクールを立ち上げたのか
1.「後悔」と「申し訳なさ」でいっぱいの10年間
私が指導者として歩んできたこの10年間を振り返った時、「後悔」と「申し訳なさ」でいっぱいでした。
最初に出したこの記事に書いてあることは、ほぼ過去の自分自身であり、少年サッカー界全体を見ても、特に少年団は、過去の私と同じような状態から抜けられていない指導者やチームが非常に多いように感じます。
指導者、子どもたち、保護者。
少年サッカーに関わる全ての人達に後悔をしてほしくないからこそ、こうした発信活動やスクールの立ち上げを決意いたしました。
最初に出した記事には、たとえボランティアであれサッカー未経験者であれ、子どもたちの時間を使い、人様の大切なお子様をお預かりしてる以上は、言い訳せずに大人も全力で学び・チャレンジしてほしいと書いてあります。
ただ、現実問題として、やはり「ボランティア」であり、特に家庭を持っている方がボランティアにそこまで時間を割くことは難しいのだろうということも感じています。
かといって、以前の私のように無知で実力がないために、理不尽に怒ったり、本当のサッカーというもの子どもに伝えられず、子どもがサッカーを楽しめなくなり退部させてしまったり、指導者の力不足からチームに限界を感じてトラブル的に移籍をさせてしまうといった事は、もう起きてほしくはありません。
そうした様々な想いを胸に、立ち上げに踏み切りました。
2.子どもの可能性と少年団を残すためのスクール活動
当スクールの活動目的としては、大きく2つ。
①ボランティアコーチが教えきれない部分の指導
(細かい戦術や脳・神経系等の専門的な分野)
②子どもたちの包括的なサポート
・子どもたちを通じてチームに還元し、少年団のレベルの底上げ。
・上達することや純粋なサッカーの楽しさを伝えることで、サッカーの楽しさにもう一度気づいてもらう。
・チームに相談できるスタッフが居ない場合の相談役となる。
・サッカーは続けたいがチーム活動は難しい場合も、サッカーができる環境の確保。
・子どもたちの可能性を活かす。(サッカーもサッカー以外も)
これが、SEALs Football Academyの基本的な活動理念です。
正直、以前までは「実力のない指導者が率いるチームは廃れていって当然であり、自業自得」だと思っていました。
しかし、実際に少年団が無くなってしまうと、子どもたちが気軽にサッカーを楽しめる環境が減り、試合数も少なくなり、日本サッカー界のレベル低下にも繋がります。
そういった意味では少年団は貴重で非常にありがたいものですが、一方で、中々指導者のレベルが上がっていかず、もどかしい思いをしている子どもや保護者が多いのも事実です。
難しい問題であり、本質的なところはもう少し別の部分にあることは承知の上で、本質にたどり着くための足がかりとして、まずはスクール活動から始めていきます。
・サッカーで上を目指したい
・チームでの戦術等で困っている
・純粋にサッカーを楽しみたい
そんな子はぜひ一度、SEAL F.Aに遊びに来てください。
後悔させないことをお約束します。
SEALs Football Academy
Instagram→@seals_f.a
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