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小学生だったおいちゃん達が見事にみんなだまされてた!レベル 1/72 ファイターシリーズ P-51Dムスタング

みんなが夢中になった戦記マンガ

アニメにもなった大人気マンガ。関連商品もいっぱいあった。

 幼少の頃、辻なおき氏の「ゼロ戦はやと」👆を貸本屋さんで取り合いしてむさぼり読んだおいちゃん達(”ゼロ戦はやとラーメン”でもらえたハンカチ欲しかったぁ)

ストーリーあんまり覚えてないがこちらはちょっとシリアス編。アニメになったか不明。

小学生のたしなみ”プラモデル”

 小学校に入ってからは今度は貝塚ひろし氏の「ゼロ戦レッド」👆にみんな夢中になった。赤いゼロ戦を駆る所属不明の幽霊戦隊のお話。
 ちょうどこの頃グンゼ産業が代理店だったレベルのプラモデル。中でも1/72サイズの飛行機模型「ファイターシリーズ」は今のミニ四駆みたいな大人気だった。(このシリーズとタミヤさんから出たばっかりのMMシリーズは小学生の”たしなみ”みたいなもんでみんなが作ってた)
 当時100円で買えた1/72の飛行機。このシリーズの中に「P-51Dムスタング」もあった。タイトルでわざとモノクロであげた画像が箱絵。
カラーにすると👇こーんな色!

なんとも派手な赤いカラーリングの機体。

赤い衝撃!

 これにはみんな驚いた‼︎
なんとゼロ戦レッドの宿敵P-51Dムスタングも赤いのだ!
「えーっ? 赤なの⁉︎」「ムスタングって赤い色なのぉ?」「これじゃ赤いゼロ戦と空中戦やったらどっちなのかわからないヨ~」戸惑いながらも
「箱絵がウソつくわけねーしなぁ」「レッドバロンもゼロ戦レッドも赤だしなぁ。珍しいことじゃないみテー」とか言いながら、模型少年達はみんなそろって「赤いムスタング」を作り始めた。

そしてみんな大きくなっていく。

 まぁ模型作りもハシカみたいなものであんなに一生懸命作っていた小学生達も中学、高校へと進むと模型少年の数もグッと減り少数派になってしまった。
 中学の頃にあの「赤いP-51D」は箱絵を描いた画家さんと関係者の勘違いだったことを知った。もはや周りにはあんまり興味を示す友だちはいなかった。「赤いムスタング騒動」もそれきり話題に登ることはなくなり、次第に記憶の隅っこに追いやられていつしか思い出しもしなくなった。

時は流れ、流れて……

 何年か前(とは言ってもこれ自体すでに絶版になってしまったが)タミヤさんから「1/48 P-51Dマスタング&スタッフカーセット」というスペシャルキットが販売された。
 早速購入してインストの扉写真を見ていた時、ハタと気付いた‼︎「アレ⁉︎ これってあの赤いムスタング?」そーなのだ。遠い昔、あのみんながだまされた赤いムスタングと全くおんなじマーキングなのだ。👇

以前より出ていたP-51Dに一部ダイキャスト製のフォードスタッフカーとモールドの細かいフィギュアが2体付属したスペシャルキット。

 インストによるとこの機体は「343rd F-Sq エドワード B.ギラー少佐機」塗装指示ではあの赤い背中の部分はオリーブドラブとなってる。あの頃”実在しない空想カラーリング説”まで出ていたが、たしかに白黒でみるとオリーブドラブと赤は全くおんなじく見えちゃうよね。

この航空機用オリーブドラブは少し緑の方に振ってある。奥のスタッフカーの黄色寄りのオリーブドラブとは微妙に違う。白黒にするとなるほど赤と言われれば赤に思える。

 この発見は嬉しかった。ひょんな事から小学低学年のあの頃のことがいろいろ思い出されて懐かしかくなった。見事にみんなだまされてた!というお話。

たくらみ。

 実はこれもそろそろ作ろうかなぁと思ってるけど……
「ワザと赤く塗っちゃおうかなぁ」などと良からぬことをたくらんでる。わかる人は大笑いだろうなぁ。ふふっ


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