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都市ボーイズ木札の件についてのお気持ち表明


いらすとや様より

最初に、この文章を発表することで都市ボーイズを批判する意図はないことを理解いただきたい。

怪談やオカルトコンテンツを扱うプロである彼らを応援する立場として、今回の謝罪動画を見てきちんと説明できていないのでは?と思ったため書いた次第だ。

また、現在進行形の事柄(これを書いたのは2023/08/29 18時頃)を扱っているため、最新の当事者からのコメントや動画を反映できていない可能性があることも理解いただきたい。

騒動の経緯について改めて記載はしない。togetterにまとめがあるのでそちらを参照すること。謝罪動画も読者は視聴している前提で記載する。



謝罪の内容


今回の騒動で問題とされ、謝罪・説明しているのは大まかに以下の3点と考える。

1.被災者の鎮魂の為作られた木札に酷似したものを『呪いの木札』と紹介している。(もともとの木札に関係する方々が問題視していた部分)

2.ネット等で調べれば木札の由来はすぐにわかるはずだが、事実とは異なる木札の由来を語っている。(木札に関係していない、ファンや怪談界隈の一部が問題視していた部分)

3.呪物とされる物品を粗末に扱っているのではないか

謝罪動画内ではすべて問題点にも触れて謝罪しているため、そこで語られた言葉について特に書くことはない。

特に3.はあまり経緯を追わず見出しだけ見て言われていたような内容だったし、はやせさんは丁寧に説明したと思う。これについても書くことはない。

私が指摘したいのは、3.を除いた部分について謝罪に行動が伴うのかほとんど何も報告されなかったし、浅い説明しかされなかったという点だ。


1.の謝罪に不足する内容


いらすとや様より

『呪いの木札』と紹介しているコンテンツはそのままにするのか?

私は謝罪動画を作るよりも早くこの部分に行動するべきだったのではないかと思っている。

木札に込められた鎮魂の思いとは別の(一般的にはネガティブな)意味が付与されて展示され、動画に乗って拡散している点が騒動で問題視されていた。

であるならば、謝罪をすることはもちろんだが更なる拡散させない対策も謝罪と同じくらい重要だと思うし、表面上だけで広まってしまう誤解を止めるべきではないのか?

もちろん、過去の展示を取りやめることはできないし、すでに販売してしまった書籍をすべて回収するのは難しい。

動画だって都市ボーイズ以外のチャンネルが公開しているものはワンクッション挟んでしか対策できないなどの弊害があるだろう。

だからこそ、実際の対策は時間がかかるが、対策はする旨を発表するべきだった。

もしくは、対策しないのであれば(それが新たな騒動になろうとも)何故対策しないのかキチンと筋の通った説明をすべきだったと思う。


2.の謝罪に不足する内容


いらすとや様より

説明が真実であるならば、今まで紹介した呪物や怪談で同様の事例が存在するのではないか?

これはコンテンツ全体の信用にかかわる問題である。

木札の由来については親交があるライターからの情報を頼りにして、自ら確認するのを怠っていたと説明されていた。

となると、ほかの呪物にまつわる話にもこのかなり怪しい情報を渡してきたライターからの情報が入っているのではないか?

確認できている情報はどれで確認できていない情報はどれであったのか。

例えば、親交は以前からあったがほかの呪物に関して調査してもらったことはないとか、ほかの呪物では自分でも調査して情報の裏取りをしていたが今回は抜けた。

説明のしようはいくらでもあったはずである。

また、件のライターにほかの呪物も調査してもらったことがあるし、情報の確認を怠っているものがあるならばそう説明して、後日改めて誤った情報が含まれているのか調査結果を公表して謝罪すればよい。

もちろんこの場合も誤った情報が含まれているコンテンツに何らかの対策をする/しないと説明すべきである。

コンテンツ全体の信用にかかわる問題である以上、1つの事案だけ弁解して終わるのではなく、全体を見渡せるような説明が必要だったと思う。

現状をそのまま放り出して今後何を信じろというのか。

終わりに


いらすとや様より

謝罪動画を見て、はやせさんが呪物に愛を持って接しているのは私でも十分理解できた。

だが、本当に呪物に真摯に向き合えているのであろうか?という疑問も持った。ひどく狭い視点の接し方ではないか?とも。

大切にしているのであれば起こったことだけに注目したりや景色を見せてあげるなどではなく、どういう由来や情念が秘められたものなのだろうか知ることの方が大切だったのではないか。

呪物といわれるものだと言う以上、嫌な思いをする当事者や傷つく人がいないか確認することも大切だったのではないか。

また、(ここまで書くのは少し躊躇うが)今回の騒動を広く見渡し、優しく接してくれる方々に対してだけの狭い対応になっていないか確認しておかなければならなかったのではないか。

都市ボーイズの誠意をもって謝罪しようという意思が伝わったからこそ、これを期に一度立ち止まってでも今までを徹底して見直し、今後はさらに真摯に取り組んでほしいと切に願っている。





あとがき

我ながらダメな新聞の社説みたいだなって。

最初にも書きましたがこれからも活動を続けていくと仰っている以上、すいませんごめんなさい今後は注意しますだけで前に進もうとするのを、ファンが良しとするべきではないとの心情です。

誠意をもって謝罪するのは当然ですが、随時速報、対策・総点検結果・再発防止策まで報告するのがプロとしての謝罪なんじゃないかな。

都市ボーイズのお二人はもちろん応援してますんで、今後も期待しております。


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