角屋貴良 @ 金春湯

じいじ。休日は山にいる。

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  • 金春湯通信

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    品川区大崎の銭湯 金春湯のスタッフが日々のことを投稿するマガジンです。 銭湯やサウナが好きな人、小さな商売を始めたい人は、是非フォローしてみてください!

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金春湯は2007年の改装でどう変わったのか

改装のコンセプト 2007年の改装は、タイルの下に埋め込まれている配管を掘り起こしてやり直さなければならなくなったためです。つまり配管に穴が開いてしまい、営業が出来なくなり、今後も金春湯を続けていくためには、どうしても大掛かりな工事が必要になったためなのです。 そのころ金春湯は、まだまだお客さんはたくさん来ていただいてたのですが、業界全体としても少しづつ利用者が減り続けていた時期でした。 「どうせ大工事になるのなら、できる限り変えてしまおう」と考えました。 もともと昭和6

    • 金春湯のサウナってどういうサウナ?

      金春湯にサウナが出来た金春湯がビル型銭湯になった昭和末期から平成初期には、まだ金春湯にはサウナがありませんでした。それは当時、組合内で「サービスは横並びでやっていこう」という雰囲気があったからなのですが、先代は「いつかはサービス面でサウナが必要になるときがくる」と考え、サウナのスペースをとって建物を建てていたのです。 そして金春湯も燃料を重油からガスに変えるときが訪れました。私は「この機会にサウナを作ろう」と決めました。ガスの燃焼設備ですが、二通りあります。一つは業務用の給

      • どうして今の金春湯になったのか

        昭和時代の金春湯大崎金春湯は昭和25年に創業したそうです。当時の金春湯の周辺は「百反通り」の名の通り、田園風景が広がっていたそうですが、ここに「金春座」の演芸場があったのです。もともと金春湯はこの周辺の地主の山森さんという方が、戦後まもなく銭湯を開業したのですが、わが角屋家も羽田で銭湯を営んでいました。しかし東京オリンピックにさきだつ道路の拡張でその銭湯をたたまざるを得なくなり、ほかの営業場所を探した結果、大崎の金春湯を買い取ることになったそうです。 初代の金春湯は宮づく

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