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北九州市民が「地球の歩き方 北九州市」を読んでみた

 物心つく前から北九州市で育ちました。生まれも育ちも北九州!ではないものの、ほぼそんな感じです。進学で一時離れていたくらいで人生の大半は北九州小倉で過ごしています。
 学生時代、他県出身の友人たちからは「修羅の国」とよく揶揄されました。「そんなことない、普通にしていればなんもないよ」と返せば「普通にしていなくてもなんもないのが普通なんだよ」と逆に諭される始末。そんなはずないのになぁ。
 しかも間の悪いことにちょうどその頃、戦場かと見紛うような武器が見つかったという事件が全国ニュースで流れ、「やっぱり修羅の国だ!」とキャッキャされ、悔しい思いをしたのもいい思い出……ということにしておこう。
 そんな日から幾星霜、かの有名ガイドブック「地球の歩き方」が国内の都市で初めて「市」単位で我が愛すべき修羅の国(これじゃ我愛羅になっちゃう)を特集してくれると聞いてそれはもうほんとうに嬉しかったです。ようやっと認めてもらえた気がしました。
 北九州、面白い街なんですよ!ほんとに!観光地メインではありませんが、暮らすのにも便利ですよ!
 ということで、ガイドブックを実際手にとって北九州市民視点で思ったことをちょこちょこ書けたらいいなと思います。ただ、出不精なうえに小倉ばかりで他の区はさほど詳しくないので、そこだけご容赦ください。

 はじめに表紙ですね。小倉といえばこの画角。歩道橋のセントシティ前あたりから撮るとこんな感じにできますね。駅にモノレールが刺さっていて他の地域の方からは奇抜に見えますよね。使ってみると結構便利です。慣れるときっと他の駅が物足りなくなりますよ。
 銀河鉄道999のラッピングモノレールは狙って乗るのは難しいかもですが、日に何度も見かけるので運が良ければ乗れますよ。ちなみに一度たまたま乗りましたが、車両の天井からすごく眼力を感じて見上げたらキャプテンハーロックがいました。びっくりした。車両によって違うのか確かめたりはしていません。興味のある方はぜひ!
 表紙をめくると太陽の橋とマカロニさんがドーン!正式名称は今回初めてちゃんと知りました。マカロニさんが陽の光を通してひまわりの影を作り出すのは知っていますが、なかなかそれを見るチャンスには恵まれません。ここは日当たりが良く勝山公園沿いで天気の良い日には散歩すると気持ちがいいですよ。ちなみにこのマカロニさんたち、真冬には靴下を履いています。どなたか優しい方がいるようで、見かけるとついにっこりしてしまいます。

 他にもいろいろ書くつもりですがあんまり一度に書くのは書く方も読む方も大変なので、一旦この辺で。
 あ、今回の記事の最後にひとつだけ。日帰り観光ルート⑤のTOTOミュージアムから最終的に漫画ミュージアムへのルート(31ページ)について気づいたことを述べます。
 「地球の歩き方」では全て徒歩の想定でしたが、全部徒歩だと体力の無い人はへとへとになってしまうでしょうね。漫画ミュージアムについた頃にはうわの空になりそう。地味な勾配があったりするので、バスに適宜乗ったほうがいいですね。
 それから、せっかくならこのルート3月末から4月上旬あたりをオススメします。おそらく紫川沿いを歩いての移動になるでしょうけれど、ちょうど桜並木なんです。地元民も花見ついでに散歩するような道ですよ。TOTOからなら、どちらかといえば橋を渡った方の道が歩道が終始広くて気持ちいいんじゃないかな。ただ、前半は高速道路の下なのでお好みで。
 よかったらぜひ北九州市に遊びに来てくださいね。

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