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イシューを捉えて事業を推進する!

こんにちは、予算管理に特化した税理士&コンサルタントのT.Hiroです。

前回記事で事業再構築補助金やものづくり補助金についての情報についてお伝えしましたが、今回はイシューの正しい使い方についてお伝えしたいと思います!

(前回記事もご参照ください!)



1.イシューを特定する

イシューという言葉を使った言い回しで頻繁に聞かれるのは、「イシューを特定する」「イシューを洗い出す」といった使い方です!

「イシューを特定する」というのは、問題点を決める、というような意味になり、

「イシューを洗い出す」は、問題点を見つけ出す、というような意味になります。


ビジネスを効率化させるためには、まずは現状抱えている問題点を明確にし、それらを解決していくことが重要です。


そのため、「イシューを特定する」「イシューを洗い出す」という言い回しは頻繁に使われることが多く、最も意味を明確にしておくべきフレーズであると言えます。



2.クリティカルイシュー


イシューには、優先順位があり、最も重要度の高いイシューについては「クリティカルイシュー」という言葉を使います。


クリティカルは英語の「critical」から来ており、「重要な」「危険な」という意味です。

「クリティカルイシューについて議論する」というような言われ方をした場合は、非常に重要な問題について話し合いをするのだと、すぐに認識できるようにしておきましょう。

例えば、下記のような言い回しが使われます!

「プロジェクトを成功させるために把握しておくべきイシューについて洗い出そう」
「人員不足が、この案件のクリティカルイシューだ」




3.イシューの正しい使い方での注意点


ビジネスにおいてイシューという言葉を使いこなすことが重要ですが、使い方を誤ったり、イシューの本質を見落とした洗い出し方をしてしまったりすることで余計な混乱を招くこともあります。

イシューという言葉を用いるときやイシューを洗い出す際の注意点について見て行きましょう。

● 即効性が必要な問題をイシューに設定しない

イシューは長期的な問題です。そのため、イシューとして取り上げられた問題は、比較的時間をかけて解決していくことになります。


イシューを決める際は、その点をしっかり念頭に置いておかなくてはいけません。

例えば、「納期に間に合わないかもしれない」という問題があったとしましょう。
納期は間近に迫っていますので、これはすぐに解決しなければならない問題で、イシューではなくプロブレムとなります。

プロブレムとして取り扱うべき問題をイシューとして取り扱い議題に置いてしまうと、問題解決に時間がかかってしまったり、然るべきタイミングで問題を解決できなくなったりしますので注意しましょう!


● 会議中にイシューを見失わない


会議で取り扱うイシューというのは、ただ設定しておけばいいというものではありません。


イシューはその会議全体を通してのメインテーマですので、議論は常にイシューを軸にして展開される必要があるのです。

話が脱線したまま放置するのではなく、「今話していることはイシューに関係あるだろうか」と考えながら議論を進めるようにしましょう!


最後までお読みいただきありがとうございました!

次回は事業再構築補助金の最新情報についてお伝えしたいと思います!

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