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「パタリロ!スターダスト計画」@銀河劇場

を見た。

「パタリロ!」は白泉社「花とゆめ」で連載が始まって現在も連載中のギャグマンガで、過去アニメ化もされた。

学生時代、熱心な花とゆめ読者だったのだが、私が購入していたころ「パタリロ!」は別冊花とゆめ(別花)で連載していて、きちんと読んだことはなかった。小さい頃からマンガ大好きだったので雑誌はよく買ってもらったが、りぼんから花とゆめに移行したのは珍しいんじゃないだろうか。何がきっかけだったのかはよく覚えていないけど。

演劇部だったのだが部内に花ゆめ読者が多かった。けっこうセンセーショナルな雑誌だった気がする。瞳・元気とか絵とは裏腹に性暴力を取り上げてるし。ガラスの仮面はまだ終わってないどころか紅天女も決まっていないし。部内にサディスティック・19がはびこっていたヤバい部活だった(大好きだった)

そんな今、パタリロです。しかも舞台。2.5次元というジャンルになるのか。1978年連載開始。魔夜峰央先生は「翔んで埼玉」の人としても有名になっている。舞台化は今回2作目で、前作は見ていない。なぜならまだ今の推しにここまで入れ込んでいないから。そう、推しが出るので行こうと決めたただの財布です。

軽い気持ちで行ったら…なにこれ。楽しい。

原作に熱い思いを抱いている人は批判的かもしれないけど(基本的にギャグは寒いがそこは重要ではない)当時の花とゆめ読者へのメタネタだったり、そこも含めて楽しい。見ているステージは雑誌のページをめくるような気軽さで笑える。

正直言って歌やダンスのクオリティだけを求めて見る作品ではないと思う。でも、出演している役者さんみんなそれぞれ役への思い入れがあるのは伝わるし、それを受け止めると技術がどうとかはあまり気にならなくなる。単純に楽しい。演者は笑顔だし、劇中歌はキャッチ—で耳に残るし、客席へ降りてくる演出やレスポンスを求められたりするライブ性もある。終演後の満足感と高揚感がすごい。予約こそしなかったけどDVDは買うと思う。

基本コメディーなので細かいことは気にしなくていい作品だった。一見さんに優しい作りにもなっていた(前作の解説をきちんと入れてくれていた)そして何より演者が美しい。好みはあると思うけど基本みんな綺麗。美少年愛とか耽美とかそういう世界観があるので見ていて幸せになる。やっぱり美しさは正義だな…

推しの金井くんはタマネギ部隊の一員だったのでタマネギメンバーを贔屓目で見てしまうのは致し方ないとして、マライヒを演じる佐奈宏紀くんがマジで美女だった…(男性役です)インタビューでこの時のために美を磨いてきたって答えているだけあります。ネタバレになるけどホットパンツから出る足が美しくて絶句した。あと三津谷亮くん演じるロビーがとにかくかわいい。

予定では2公演だけの観劇だったのだが、足りずにディレイビューイングも見に行った。劇場の大画面で見るの、いいな…

そんな流れで今秋映画化が発表され、キャストはもちろん、監督脚本も変更なしとのことなので、何の文句もない。気になった方は詳細のレポートがあるので見て頂いて、dアニメストアではもうレンタル販売されてるみたいなので是非。一緒にビューティオニオンズ歌いましょう(個人的にはCrazy for youが好き)

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