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猫を保護しようと思ったら

 いよいよTNRが行われる日になった。人手が足りないという事で、私も有給休暇をとり動物愛護センターへ運ぶ手伝いをする事になる。保護活動にはもちろん時間もかかるがお金もかかる。

捕獲の手伝いで1匹3千円程度、TNRの手配と運搬で5千円程度をNPO法人に支払うのだ。当然の対価だが、20匹ともなると相当な金額。正直、定期預金を崩さねばならないだろう。市からの補助は団体にしか出ないのだ。だが今は無事にTNRが終わる事だけを考
えねば。こうなったら、すべての子を元気に敷地の戻したい!


 午前中のうちに動物愛護センターに猫達を運ぶ。私達以外にも当然、多くの人達が野良猫を保護して集まってきている。みんな猫の命を救いたくて、ボランティアで行動しているのだろう。私はこんなにも多くの人々が、猫の命を大事に思っている事に感動を覚えていた。良かった。私だけじゃない。この世の中はこころ優しい人がこんなにいる!

夕方になると手術のすんだ猫達を迎えに行く。連れて帰るとどの猫もまだ麻酔から完全には覚めず、ぼんやりしている。ともかく、今日はこのまま寝せておくことが必要である。そして財布からは数万単位でお金が出ていく。大人猫10匹だけだが、他人の手を借りないと私には何もできない。症状が安定すればオス猫は明日にでも敷地にリリースできる!イェイ!

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