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児童館での息子と"お友達"と私。


はいはいができるようになってから、息子と児童館に行くことが増えた。

「え〜ママ友〜??ママ友なんている〜?」

と思っていた私。

なかなか児童館に行く気が起きなかったのだが、実際行ってみると、案外楽しい!



常駐の保育士さんが一緒に遊んでくれる。

お家よりもちろん広いので、赤子の運動にもなる。

滑り台やマットなど家にないおもちゃがある。

同い年ぐらいの子と関われる。

いっぱい刺激をもらってよく寝てくれる。


そして、無料。


そう!!!無料で!!!このサービス!!!


なにこれ、最高!!!

小高い丘でもあったら、駆け出して叫びたい。


児童館ってぇぇぇえ!最高だよぉぉぉお!!


家にいると、
「今のうちに洗濯物を畳みたいな」
「離乳食作りたいな」
と何かとやることを探してしまうせっかちな私。

家とは違い、
児童館の時間は「今は息子と遊ぶ時間だ!」と割り切りやすい。

さらに、家の近くでママ友を作るきっかけにもなる。息子が生まれて、考え方が180度変わり、「ママ友最高主義」になった。ママ友ができたら、情報交換したり、愚痴をこぼし合ったりしたい。

そんな最高の児童館だが、保護者初心者の私には迷う瞬間がある。


それが 

「息子と"お友達"の関わりにどこまで入るか」

である。

これにはもう頭を抱えている。誰か正解を教えてほしい。

歩き回れるようになって、"お友達"に興味をもつ息子。

お得意の技はおでこ合わせ。おでことおでこを合わせに行って親睦を深める技だ。
その姿はなんとも微笑ましく、時に親として誇らしい気持ちにさせる。



この子は全人類、味方だと思ってまーーす!
みんな友達でーす!!



私はそう叫びたいほどの親バカだ。
息子を産んで気付いた。
多分ほとんどの親が親バカだと思う。

そんな息子が、最近、"お友達"が遊んでいるおもちゃを取ってしまうことがある。

そう言う時はすかさず出て行って

「だめよ〜お友達が遊んでいるからね〜」

と息子から取り返して、"お友達"に差し出すのだが、

「いいのよ〜、〇〇ちゃん、貸してあげたら?」

と言ってくれるママ様がいる。

・・・これは?これは社交辞令ですか・・・っ!?それとも、自分の子どもに社会性を学ばせようとしているの?いや、まだこんなに小さい子に、「貸してあげる」なんて大人にも難しい高等テクニックができるはずない。すると、やはり、こちらを気遣ってくれた一言!となると、?となると、、



静かにパニックになった私は

「へへっ、、ありがとうございます。ははっ」

と誰がどこから見ても気持ち悪い笑い方をして、そのおもちゃを"お友達"に返すのである。

おもちゃを持つ手を差し出すが正解か、引っ込めるが正解か。

ママさんのお気持ちを受け取りたいが、社交辞令の可能性も感じ、さらに子どもへの教育の場であることも懸念され、もうどうしたらよいか分からなくなる私であった。

これは難しい問題である。
ケースバイケースでもある。

"お友達"の年齢や性格、ママさんの考え方によって正解が変わるのである。

親初心者の私にはレベルが高い問題だ。
ママ友と呼べるママ友もまだいない。
経験を積んで、学んでいくしかない。


親初心者私の物語は続く。

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