"できた人間"っているんだな。
"できた人間"っているんだなと思った話。
先日、結婚式に参列してきた。
新婦は中学校からの友達で、なんと1歳も招待してくれた。
すごく嬉しかったので2人で参列させてもらった。
大事な式の最中で泣き出したら、とハラハラしていたが、
親の心配をよそに、
1歳はお菓子をもりもり食べて、おもちゃで遊んで、終始ご機嫌でいてくれた。
本当によかった。
新郎新婦がおもちゃやお菓子を用意してくれていて、ありがたかった。
親になって初めての結婚式参列。
バージンロードを歩く友達を見て、胸がじーんとした。
新婦が泣きながら、両親と握手しているところを見て、涙が出た。
やっぱ親になると感じ方も違うもんだ。
披露宴の最後に、新郎新婦が生まれた時の体重分のお米を、親御さんに渡していた。
自分が結婚式をするときには、
「3キロのお米なんている〜?」
と思っていたのだが、今もらったら泣いちゃうなと思った。
1歳が結婚するところを想像してちょっと泣けた。
そんな披露宴での一幕。
披露宴も中盤に差し掛かったころ、中庭を使ったケーキバイキングが行われた。
私は1歳を抱いていたので、最悪ケーキにありつけなくてもいいやという気でいた。
が、一緒に参列した友達が
「私、レストランでバイトしてたから、2枚持ちできるんだ。やってもいい?」
と笑いながら言ってくれた。
その時の友達の笑顔の「やってもいい?」に胸を打たれた。
「やろうか?」とか「できるよ!」ではない。
やりたがってると思わせるような「やってもいい?」。
その子の雰囲気には、恩着せがましさのようなものは全くなかった。
本当はやりたいはずないのに。
私だったら
「私持てるよ。やろうか?」と、最後の選択を相手に任せてしまう。
感謝してもらいたいからかもしれない。
でも友達は、そんな雰囲気を全く感じさせなかった。
本当に"できた人間"っているんだな。
心底尊敬した。
きっとその子の周りは素敵な人で溢れているんじゃないかなと思ったし、
私もそんな人になりたいと思った。
素敵な結婚式で、
素敵な友達と再会できて本当によかった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?