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アスレティックトレーナー(AT)とは?

FIRST TRACKの御供ふよかです。
私は日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格のもと、日々トレーナー活動を行っております。

アスレティックトレーナー(AT)とはどんな人なのかを今回のnoteでは書いていきたいのですが、その前に私が目指したきっかけを簡単に伝えてから、本題に入っていけたらと思います。


アスレティックトレーナーを目指したきっかけ

高校3年生の私は漠然とスポーツに関わる仕事につきたいな、トレーナーってかっこいいなと思い、トレーナーの資格にアスレティックトレーナー(AT)がある、
と言うことだけで、その資格が取れる大学へ入学しました。
アスレティックトレーナー(AT)として働く大人にも会ったことがなく、インターネットの情報だけで、なりたいと思ってしまった高校生の私を今思うと非常に怖いですね。。。。

ですが、大学に入学し、そこで出会ったアスレティックトレーナー(AT)として働く先生方をみて、
何か困った選手が、その先生達に見てもらった後は前向きな気持ちで帰っていく姿をたくさん見て、改めて、きちんとアスレティックトレーナー(AT)として働きたいと思うようになりました。また、学校では多くの同じ志を持つ同期や先輩、後輩と共に勉強することができ、それもまた良い緊張感でもっと知りたいと思うきっかけでした。
そして、働き始めている今でも、多くのトレーナーさんと出会うことで、いろんなことをできる人を見て、トレーナーって楽しいと思い続けています。

アスレティックトレーナーって??

ここから本題に入っていきますが、
アスレティックトレーナー(AT)として働く中で、
実際のところ、マッサージできる人?何ができる人?といった疑問を持ったところからスタートすることがほとんどです。

スポーツドクターやコーチと緊密な協力のもと、スポーツ活動中の外傷・障害予防、コンディショニングやリコンディショニング、安全と健康管理、医療資格者へ引き継ぐまでの救急対応を行い、スポーツをする人の安全と安心を確保したうえで、パフォーマンスの回復や向上を支援する資格です。

日本スポーツ協会HPより

アスレティックトレーナーは資格を取る上で、怪我について、救急対応、応急処置について、テーピング、ストレッチやトレーニング、アスレティックリハビリテーション、可動域や筋力などの身体検査や評価、解剖学、生理学などの学問的な知識など幅広く勉強していきます。
(もちろんカリキュラム以外にさまざまな学びができる環境である今、興味のあることを深く追求し学んでいる方も多くいます。)

そのため、アスレティックトレーナー(AT)は
スポーツをする人の安全と安心を確保したうえで、パフォーマンスの回復や向上を支援することができます。

実際アスレティックトレーナーがいると、どんなメリットがある?


こんな書き方のされるアスレティックトレーナー(AT)ですが、実際どういった人なのかこれだけでわかる人は多くないと思います。
そこで、アスレティックトレーナー(AT)として働く私が今回のnoteで伝えたいことはアスレティックトレーナー(AT)がいるとどんなメリットがあるのについてです。
4つほど、私から見たメリットを書かせていただきます。
(同じトレーナーとして働く皆さん、もっとこんなメリットもあるよと言うことあれば、ぜひコメントを!)

・応急処置、A E D、C P Rの方法を勉強している。

・応急処置、A E D、C P Rの方法を勉強している。
→アクシデント、事故発生時にスムーズに対応に入ることができる

例えば、目の前で人が急に倒れてしまいました。意識がありません。
といった時に、AEDの位置を事前に把握し、緊急対応時の対応フローを作成している我々アスレティックトレーナー(AT)は、的確に周りを巻き込み(救急車の要請、搬送経路やAEDを確保など)、迅速な対応に入ることができます。

・スポーツ障害外傷について勉強している。

スポーツ障害外傷について勉強している。
→医師の診察を理解することができ、スポーツ現場と病院を理解できる

例えば 、足関節を2度の捻挫しました。と言われた時、
2度の受傷がどの程度なのか、保護者や指導者たちは学んできた専門分野が違うため、おそらく理解することは難しいことかと思います。
ですが、医師が現場まで「この選手は足関節2度の捻挫です。」と説明しにくることもなかなか難しいと思います。
そこでスポーツ障害外傷の学んでいる、我々アスレティックトレーナーの出番です。
足関節2度の捻挫についての理解ができ、保護者や指導者へどのような怪我で、どのようなリスク管理が必要で、どのような過程を経て練習に復帰できるのかを伝えるといった病院と現場をつなげる役割を果たすことができます。
指導者の方と、試合に向けてどのような道筋でリハビリ〜練習に復帰していくことがベストか、一緒に考えることができます。

・可動域や筋力などの身体の評価方法を勉強している。

・可動域や筋力などの身体の評価方法を勉強している。
→怪我やアクシデントにつながらないためのリスク管理ができ、体の異常を見つけることができる

例えば、なんとなく膝が痛いんですよねと訴える選手がいる時、使いすぎなので休もうであったり、練習できるところは参加しましょうと言うのではなく、
アスレティックトレーナー(AT)がいることで、膝のどこに痛みがあり、何が原因で痛みになっているのかを評価により予測をつけることは可能です。(医師ではないので診断はできません。)
その予測から、アプローチをすることで、その日の練習に安全に参加することや、その日練習に参加するのは、悪化させてしまうリスクがあることなどを伝え、指導者とどうするのがベストなのかをすり合わせることができます。
治療が必要な時は、治療家さんのところに行ってもらったり、診断が必要な時は病院の受診を進めたり、アプローチ方法は自分1人だけによるものではなく、視野を広く持って提案していきます。

・アスレティックトレーニングという、スポーツパフォーマンスを向上するための知識を学んでいる。

・アスレティックトレーニングという、スポーツパフォーマンスを向上するための知識を学んでいる。
→体のより良い動作を伝えることができる

例えば、毎回練習強度が上がると脛の内側が痛いんですよね〜という選手がいる時、そこが痛いから治療院に行く、マッサージをしてみる、そこのトレーニングをするのではなく、なぜそこに負荷がかかりすぎてしまうのかを、評価しすることで、その人の体に動かし方の課題や体の特徴を明確にすることができます。
例えば、脛の内側が痛い際には、原因はさまざまなところにあり、靴やサーフェイス、気温など外的な問題なのか、殿部が適切に使えていない、足部のアライメント不良があるなど、身体による問題なのか考え、その人にとって適切なアプローチを提案することができます。

このように、どんなスポーツ、どんな環境においても、より安全に、より質の良いパフォーマンスを発揮するためのサポートができるのがアスレテイックトレーナー(AT)がいることでできるメリットであります。

こんな感じで色々と書かせていただきましたが、、、
アスレティックトレーナー(AT)として反省と勉強の日々です。
2024年は少しでもアスレティックトレーナー(AT)の価値を広げていけるよう、どの現場においても丁寧に活動をしていきたいと思っておりますので、
御供の活動にも少し興味を置いておいてもらえると幸いです。

是非、お気軽にInstagramやnoteでコメントもしてください!お待ちしてます!
Instagram→@fuyoka_at

最後まで読んでいただきありがとうございます!
これからもアスレティックトレーナーについての記事など書いていきますので、
今後ともよろしくお願いします!

御供 ふよか / アスレチックトレーナー

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