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刺身寿司をつくり写真を撮る。料理、釣り、酒好き。落ち着きがない。元書家。イスタンブル在…

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刺身寿司をつくり写真を撮る。料理、釣り、酒好き。落ち着きがない。元書家。イスタンブル在住歴有 刺身アカウント→ instagram : @fishnude

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時間という概念 太陽と心臓

人類共通の運動物は、「太陽」であった。 それを「心臓」で割ったものが「時計」である。 たぶん「時間」の概念は、物理学のムズカシイ理論ではいろいろと説明があるのだろう。時間にも「方向」があるらしい?が、そのレベルはまたいつかの話題にしたい。 私の感覚では、(おそらく他の人も)何かが運動していないと時間の経過を認識できない。時計の秒針が止まっているだけなら「壊れてんのかな」で済むが、 歩いている人が全員立ち止まった 川の流れが止まった 風が止まった… となると「時間が

    • 釣りたて小魚は「背越し」

      釣りに行くと小魚もよく釣れますが、 これをどうしようか結構迷うもの。 小さくても釣れるのは楽しいけど、 小アジだと「南蛮漬け」にするくらい。 それでもちょっと中途半端に大きくなってしまうと骨が気になってイマイチ。 それにいつも調理が揚げ物では飽きるんですよね。 油を使う料理は手間もかかる。 塩焼きしてもスッカスカに。 刺身しても開くのが大変。 そんなときには「背越し」なんです。 子供のころから、鮎をこうして食べてきましたが、海の小魚でもたいてい作れます。 釣りに行

      • 釣りバカ

        釣りバカ、と言っても言い過ぎにならない程度に私は釣りバカです。 ■「釣りバカ」の定義 例えば、下記どれかに当てはまる人は、天気のいい、季節のいい週末に行く「普通の釣り好き」を逸脱しているのです。 ・仕事の前後でも行く →早朝釣って、そのまま出勤。もしくは仕事終わって、釣りして帰宅。 だから釣りができない地域に住みたくない。 ・寒い日、雨の日でも行く →寒くても防寒してカイロあれば全然OK、雨小降りならいいや、一瞬雨が止むスキマでも行きたい。むしろ人が少なくなるから

        • 魚の味噌汁

          たまに漁港で漁師汁、みたいなの紹介してますよね。アレ見てもなんとも思ってなかったんです、最近は。 骨もとってないし食べにくそうだな、とか、逆にキョリを置いてたくらいです。 それが、この前久しぶりに釣りにいって、 グレ、カワハギ、スズメダイ、アジ、ベラなど、小魚を沢山釣ったんです。 いくつか寿司にもしたんですが、 とても美味しかったですよ。マグロやタイなど、わかりやすい慣れた味ではなくて、小魚の小さな体に凝縮された旨味がありましたね。 寿司はよかったのですが、あんまり作

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        時間という概念 太陽と心臓

          もう豆とヨーグルトで暮らそうかな

          いままでいろんなものを食べてきましたが。もう豆とヨーグルトで暮らそうと思います。 私はいつも胃腸の調子が安定しません。 ラーメンや、うどんを食べると特にダメ。 美味しくラーメンを食べられる人が心底羨ましい。 肉も脂っこいものダメ。これは年のせい。 牛乳も飲んだらダメ。 牛乳は、バアさんが私が赤ちゃんのときに、 母乳とか粉ミルクの代わりに飲ませると ミルク飲み人形みたいにいくらでも飲むから面白いなあー ハハハ!って サイコパスみたいに飲ませたのと、 中学生のときに身長が伸

          もう豆とヨーグルトで暮らそうかな

          麻婆豆腐、あるいは料理漫画

          グルメの皆さんこんにちは。あるいはこんばんは。 ひと口食べて、  「こんなものは麻婆豆腐とは呼ばないね。こんなものを有難がっているから、いつまでも日本の料理は変われないんだ」 などとコメントされてますか? 「麻婆豆腐」を何に入れ替えてもヤマオカさん風になるテンプレートですね。 最近Netflixか何かで、美味しんぼのアニメを見たのですが、 ・80年代には、ほんとに、浮かれたグルメブームがあった! ・食レポは栗田さんが元祖! を再認識しました。 美味しんぼ、について

          麻婆豆腐、あるいは料理漫画

          いつか手羽先にフラれる

          日々の料理をたまに撮ることがあります。なんかうまくいったな、また作りたいな、というときに、撮ります。そんな料理で思い出せることを徒然と。 最初は、カプレーゼ。我が家ではみんなが好きな定番サラダメニュー。こんなチーズ入ってサラダ? チーズ? 簡単で家族に人気だから、つい作ってしまいます。 ちょっといいフルーツトマトを使うと褒められる笑。 モッツァレラとトマト、オリーブオイルと塩。この組み合わせって中毒性ありますよね笑 自分で漬けたキムチ。 キムチは一生買って食べるもん

          いつか手羽先にフラれる

          太刀魚釣りの夢

          11月2日 北北西の風 3m 水温21℃。 軽めの仕掛けが好きな私には、 南に向かって投げるのによい日だ。 潮がキツすぎる時間も過ぎた頃合い、 阪神間某所、21時48分。 昼間は秋晴れで、まだ気温が18℃もあり、 一年にこんな日は何度もない。 すでに夕方一番の時合いは過ぎて、 ようやく釣り座にスキマができた頃。 私は堤防にて道具を準備した。 到着からエサをつけて釣り始めるまで5分。 太刀魚の竿を投げて電子ウキを横目に、 底物用のも足元にもう一本仕掛けを落として、 竿二

          太刀魚釣りの夢

          いい年して全然前職とちがう仕事につくときの話

          ずっと字を書いていた私は、もう一つの人生の柱を求め、別の仕事に就くことにしたんです 齢三十にして。 その10年近く前は、「新卒」というやつだったわけですが。 新卒は未経験なのは当たり前だし、フレッシュってだけでまずは価値。学生時代に頑張ったことを元に、ハキハキ喋ればどっか入れるんじゃないですか。そんなに甘くないですか。 でも三十なのに未経験、フレッシュでも何でもない。立場がぜんぜん違いますよね。 書をやってたから、 もっと「デザイナー」に寄せてみたらどうかなーと思ったん

          いい年して全然前職とちがう仕事につくときの話

          日本酒、書、そして迷走

          昔は字を書く仕事をしていて、日本酒を飲む一番の理由は勉強だったんです。酒蔵さんが造っているお酒の字を書くんだから、知らないと失礼だと思ったので。。 いろんなところで買ったり試飲したりで、今まで飲んだ酒蔵は700にもなった。飲みすぎ。 味を知るためと言いながら、酒が好きなだけじゃないの。。 いやいや、酒蔵の方々のお眼鏡にかなうためですよ! 酒蔵の方々は、蔵主をはじめ、いままで色んな字や美術を見ている人が多い。 「あのな、偉い書家の先生に書いてもらったからって、それが売

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          もう料理に手を出してしまったアナタへ

          本当にたまに、男の料理、カレー!みたいに作って「珍しく料理作ってくれてありがとう」と言われて、嬉しくて、 料理が好きでもないのに、少しはやらなきゃと2、3のレパートリーを身につけ、休日くらいは食事の準備を手伝ってみたら、褒められて、 ヘタをして(?)たまに平日の夜にも料理を作ってしまったアナタ。 そしたら平日で疲れてて片付けがおろそかになって、「こんなに台所汚すんだったら作らんでいいわ」って怒られて、 善意のつもりで作ったのになんで怒られなあかんの、って悔しくて、苦手

          もう料理に手を出してしまったアナタへ

          穴子人生 -2-

          寂しい夜のお供、穴子さま。釣れないときでも、♫こんな夜にお前に会えないなんて〜、とか歌うと流石にもっと寂しくなるので歌いません。 ただただ、「きっとエサまであと1mくらいのところに居るんだよね、そうだよNE」と希望的に考えながら待ってます。 普段釣りしてる場所は、「穴子の巣」と言われるような名所でもないので、釣れて20匹くらいまでです。でもお店ではないのでこれで十分満足しています。 実は穴子って、天ぷら屋さんとかお寿司屋さんではけっこうな人気メニューなのですが、釣りのタ

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          初恋まわりの話

          私の初恋の人は、 幼稚園のときの担任の尾崎先生。 「どうしても魚を見に来てほしい」とお願いしまくって、家まで呼んだことがあった。 えーと、、 その次が 小1のときの担任の赤曽部先生。 ほんとはそこまで水は怖くなかったのに、 毎回プールのときにダダをこねた。 そうすると先生が抱っこしてくれた。 いま言うとちょっとキモいですが 当時あくまでも小1ですから。 その次が 同級生のAちゃん、 その次が 中森明菜。 一番上の姉が、元々ファンで、 LPが家のステレオの下に全部あった

          初恋まわりの話

          穴子人生 -1-

          穴子は、年中釣りをしたい人間にとって、とても頼りになる魚です。かなり寒い冬でも、なんとか釣れてくれるからです。 零下になろうかという冬の、 真っ暗の堤防に独り座っていると、いくら釣りが好きでも心細いものです。 なかなかアタリもありません。 そこで穴子が掛かると、 まるで誰も買ってくれないマッチ売りの少女(実際にはオッサンw)が、優しい女性に声をかけられたような錯覚に陥るんです。 実は私は犬とかは昔飼ってましたし、可愛いとは思うのですが、 正直、穴子のほうが可愛いんです。

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          田舎に帰っていなかった

          子供らは敢えて雪のシーズンに帰り、雪で遊びたがります。都会と田舎を比べたときに、唯一のアドバンテージが「雪」。 なるほどなあ。突き詰めるとそうなるのか。 雪の地域で生まれた私は、迷惑としか思ってなかったです。雪掻きのあと、学校に行くのがイヤ。着く頃にはべちゃべちゃ。ストーブの周りは取り合い。雪が降っても対策は万全で休みになったりもしない笑。 そうか、雪か。。たしかにそれだけが都会に無いのかも。子供にとっては、ほかは全部あるのかもなあ。 雪があることを確認して、年始に帰り

          田舎に帰っていなかった

          築地の看板が好き

          看板萌え。 展覧会に掲げてある流派の匂いのする字よりも、看板が萌えです。京都の老舗群もイイけど、なんでもない商店の雰囲気が好き。 禅僧の墨跡も好きですが、そうすると名跡と認められて後世に継がれたものしか残ってないので、「なんでもなさ」では看板のほうが気軽に豊富にみれます。 閉店したあとの築地は、誰もいないので、ゆっくり回れるプライベートの展示のようなもの。贅沢ですね。。 看板も一応は人にアピールするために作られたものなので、「解脱してるか」と言われたらそこまでじゃないで

          築地の看板が好き