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麻婆豆腐、あるいは料理漫画

グルメの皆さんこんにちは。あるいはこんばんは。

ひと口食べて、 

「こんなものは麻婆豆腐とは呼ばないね。こんなものを有難がっているから、いつまでも日本の料理は変われないんだ」


などとコメントされてますか?

「麻婆豆腐」を何に入れ替えてもヤマオカさん風になるテンプレートですね。

最近Netflixか何かで、美味しんぼのアニメを見たのですが、
・80年代には、ほんとに、浮かれたグルメブームがあった!
・食レポは栗田さんが元祖!
を再認識しました。

美味しんぼ、については、「ほんまかいな」と思うような微妙すぎる味の違いの話もあるので、そこはまあいいとして、
昔、貧乏なときにお世話になったトンカツ屋さんに、成功したあと訪問して恩返しするエピソードがあります。いいですねえ。

味の解説とかしないで、人間ドラマがメインのストーリーです。

でも実は、「美味しんぼ」が出るまでは、料理漫画って、小ウルサイ味の細かすぎる差異とかではなく、人情がメインだったんですよね。


私はこのような昭和系の料理漫画が好きで、
「包丁人味平」
「包丁無宿」
「ザ・シェフ」
「花板虹子」
などを愛読しております。

洋食屋を舞台に料理対決


厨房でタバコ吸いながら、チーフがエラそうにしたり、すごい昭和。

厳しい流れの板前の世界


事件で料理会を追放された包丁人「暮流助」が、腕一本で渡り歩く任侠道。

女板前虹子が、地道な努力で道を開く

女性が主人公の料理漫画は珍しく、やっぱりこれが素晴らしい。

天才シェフがみせる人情味

天才シェフ味沢匠。それだけでなく料理で人情を織り込みいろいろ解決してしまう凄腕。


これらから薫陶を受けた、私の麻婆豆腐をそろそろ紹介しましょうか。


■四川風麻婆豆腐 材料 調理時間10分。


とくに何のヒネリもありません。
だって料理は心がだいじだから笑

ひき肉 50-100g
豚肉でも、合い挽きでもよい。肉多めが好きな方は100g。
青ネギ 1-2本
九条ネギのような、ある程度太さのあるネギ。白い部分は最初に炒め、最後に青い部分を使う。
絹ごし豆腐 1丁 300g
小さめの充填系なら2つ。
米油 大さじ3
ちょっと多めに
豆板醤 小さじ1
豆豉 小さじ1
甜麺醤 小さじ1/4
韓国唐辛子粗挽き 小さじ1
鶏ガラスープの素 小さじ1/2
・水100cc

・片栗粉 小さじ1
・山椒 適量
・にんにく、しょうが、胡椒少々
・ラー油 少々

四川風 麻婆豆腐

■作り方
①にんにく、しょうが、ネギの白い部分のみじん切り。
豆板醤、豆豉醬、甜麺醤。
ひき肉。
を大さじ3の油で焦がさないように炒める。

②豆腐を雑に大きめに切って入れる。
水入れる。
鶏ガラスープと、韓国唐辛子、青ネギを入れる。
2分煮る。
ここで1度味をみる。油に赤い色が移っているか色も見る。豆板醤の塩分だけでほぼ味がつくが、塩気が足らなければ、ここで塩。

③最後に片栗粉を水でといてまわしかける。
ラー油、胡椒、山椒で完成。

四川風をベースとしながら、広東風も少し取り入れた麻婆豆腐。鷹の爪などを基本入れないことで、辛すぎないようにしてます。どんどん食べ進められます。

麻婆豆腐は妻が大好物なので作ってます。私は食べるとお腹を壊すので食べません笑

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